ドラムに張ってある皮のことを「ヘッド」と言います。ヘッドはサウンド・キャラクターを決定する重要なパーツです。主に、化学製品の材質の物と、本革製のものがありますが、現在ではほとんどが化学製品製となります。化学製品でつくられたヘッドには、加工仕上げによっていくつかの種類があり、同じ種類のヘッドでも数種類の厚さがあります。代表的なものは以下のとおりです。
透明仕上げのヘッドで、パワフルな音色と音の伸びの良さ、アタック音の強さが特徴。
2枚のフィルムの間に薄くオイルが注入されているタイプ。オイルがミュート効果となり、独特のサウンドキャラクターを持つ
最もオーソドックスなタイプで、表面にざらつきのある白い塗装が施してある。
ヘッドの中心部に着色した円形のフィルムを1枚貼ってあるものや、中心部だけ円形に厚めの塗装が施してあるタイプ。アタックから表面を保護する目的と、独特のサウンドキャラクターに特徴がある。
表面が繊維上の模様になっているタイプ。厚めの仕上げなので耐久性に優れる特徴がある。
スネアの裏側専用のヘッドで、打面ヘッドより薄いという特徴がある。