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ドラム・セットの構成:バス・ドラム

ドラムセットの中で最も大きいドラムで、一番低い音を担当するドラムです。ドラムは通常インチでサイズを表しますが、バス・ドラムには口径18インチ~26インチ、深さ14~18インチというバリエーションがあります。標準的なサイズは口径22インチ、深さ16インチです。胴が深いものは「深胴」と呼ばれます。胴が深い方が、深い音を出すことができ、口径が大きければ大きいほど、大きな音を出すことができます。
バス・ドラムはフットペダルを使って足で叩くため、「キック」とも呼ばれます。

バスドラムのヘッドには、丸い穴が開けられているのが多いという事に気がつくかもしれませんが、これは昔、レコーディングの時にフロントヘッドを外してマイクを中に入れて録音し、ミュートしたアタック重視の音を得るという手法がとられていたのですが、フロントヘッドを外したままにしておくと、バスドラムが歪んでしまうことがあるので、ヘッドに穴を開けるようになったのです。穴が大きい、もしくは穴が中心に近いほど音の余韻が少なくなります。

ドラムセットのシェルの材質は、タムタム、フロア・タム、バスドラをひとまとめにして考えるのが一般的となっていますので、バスドラとタムタムの材質が違うというのは通常考えにくいです。材質としては主にウッド(木製)、メタル(金属製)、ファイバーグラスやアクリルなどの化学製品などがあります。メタルは重いことからあまり使う人が多くないため、ほとんどがウッドを使用しています。

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