COSM技術を駆使した世界初のモデリング・ワウ。王道系のCRY-WAHとVO-WAHはもちろん、歪みでのリードにも相性の良いMO-WAH、ワイド・レンジなオリジナルのADVANCE、ダウン・チューニングやベースでも使えるBASS MIXなど、1台で多彩なワウ効果を得られるのが本機の魅力だ。また、内蔵の8タイプの中には、トーキング・モジュレーター的な効果を生み出すVOICE、揺れが刺激的なUNI-Vなど嬉しい機能もあるほか、8種類の歪みも搭載されているのがポイント。もちろん併用も可能で、設定によってはアナログ・シンセ的なトーンを生み出すことも可能だ。ペダルは角度検出を赤外線で行なう方式なので、動きがスムーズで遊びがないのはもちろん、余計なガリやノイズが出ないのもライヴ向きの1台とも言えるだろう。※2011年11月 生産完了。
Teshima's Impression
コレはすごいですね。モデリングなんですけど、元になったモデルの特徴をすごくつかんでいると思います。CRY-WAHは可変域が広いし、MO-WAHは歪みにも合って使いやすい。よくできていますよ。ワウにしては音も太くなっている印象があるし、迫力がありますね。歪みも入っているので、ワウ+ブースターみたいな使い方もできるんじゃないかな。
今回の主旨とは少し外れちゃうかもしれないけど、個人的に気になったのはビブラートみたいなUNI-VとボコーダーみたいなVOICEですね。特にVOICEは変化する波が2つあって、すごく面白かった。本当に人がしゃべっているみたいです(笑)。
それと、ルックスはすごくハイテクっぽいのに、ペダルの動きとかはすごく自然な感じで、操作もしやすいです。オン/オフ・スイッチはボスのコンパクト・エフェクターと同じような踏み心地で、これは慣れているぶん使いやすいかも。僕だったらレコーディング現場でいろいろな音を作るのに使いますけど、プリセットも含めちゃんと使いこなせれば、ライヴでもすごく便利だと思います。伝統的なワウの使い方だけでなく、いろいろな音を出したいっていう人にオススメですね。
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