譜面表示ができる大きな液晶画面を譜面台に搭載し、楽しく効果的にピアノのレッスンができるデジスコアの最新モデル。譜面を活用したレッスン機能や、ゲーム感覚で演奏の基礎能力が身につくコンテンツなど、本格的にピアノを学ぶ上級者から初めてピアノに触わるお子さんまで、幅広い層にマッチした充実の機能が満載です。また、ピアノとしての基本性能にもしっかりとこだわっている点も魅力です。
■サイズ:横1,387mm×奥行430mm×高さ1,097mm ■質量:58kg ■外装:ローズウッド調(HPI-50-RWS)、ライトウォールナット調(HPI-50-LWS/写真) ■価格:オープンプライス(市場予想価格250,000円前後) ■お問い合わせ:ローランド お客様相談センター ☎050-3101-2555 ■ウェブサイト:http://www.roland.co.jp/PIANO/
新居:本格的にデジタルピアノを弾いたのは初めてだったので、どこまでグランドピアノの質感が表現できるのか心配でしたが、それは取り越し苦労でした。表現が難しい弱音もこちらの思いどおりにコントロールできましたし、HPi-50は弾き手によって十人十色の個性が出てくる楽器なのではないでしょうか。また、これまで“電子=スピーカーから音が鳴る”というイメージを持っていましたが、今回試奏してみて生で弾いている臨場感や奥行き感が感じられました。そして何より、HPi-50には初心者から上級者まで楽しめるたくさんの機能が搭載されています。いろいろ遊んで音に触れて、音楽ってこういうものだという取っ掛かりになる面白さが詰まっているので、多くの方におすすめしたい1台ですね。
Profile: 新居由佳梨
東京藝術大学音楽学部器楽科、および同大学大学院修士課程音楽研究科を経て、スイス国立ジュネーヴ音楽院を修了。イタリアのモノポリ国際ピアノコンクールをはじめ、国内外のコンクールでの受賞多数。著名な弦楽器・管楽器奏者との共演やレコーディングも多い。現在は精力的に演奏活動を行なう傍ら、東京藝術大学管楽器科伴奏助手および洗足学園音楽大学ピアノ科非常勤講師として後進の指導にあたっている。スタインウェイ・アーティスト。
同社で定評のある“スーパーナチュラル・ピアノ音源”を内蔵。タッチの強弱に応じて自然に音色が変化し、思いどおりの演奏表現をかなえます。さらに、和音を弾いたときに1音1音をクリアに響かせる“サウンドボード・ビヘイビア”や、立体的な音場空間を生み出すサウンドシステムなど、こだわりの最新技術も搭載されています。
優れた連打性と表現力を備えたPHAIII鍵盤を採用。白鍵は象牙調、黒鍵は黒檀調の手触りを実現しているので、長時間の練習でも気持ちよく弾き続けられます。また“プログレッシブ・ダンパー・アクション・ペダル”は、自然な踏み心地でハーフペダルの独特な表現もリアルに実現。演奏者の細かなニュアンスまで表現できるピアノです。
新居:ピアニストは鍵盤の表面ではなく深いところで微妙な表現をするので、タッチは非常に重要です。HPi-50はしっくり来るタイミングで音が鳴ってくれたので、練習に使っても音作りに幅が出せると思いました。また、ハンマーのノイズやダンパーペダルの効き具合の調整など、音色に関してこれほど多彩な組み合わせができるのは素晴らしいですね。
二段譜で最大40小節、32分音符まで表示できるHPi-50の液晶画面。400曲以上の内蔵曲や録音した自分の演奏を譜面表示できます。ドレミの音名入りの音符や音楽記号、コードネームも表示可能。演奏にあわせて自動的に譜めくりしてくれるのも魅力的。
新居:音符の表示サイズを自在に変えることができますし、カラフルなのでとても見やすいですね。自作の楽譜を作るときは、自分の演奏を譜面化してそこからミスタッチを修正したり強弱記号を書き加えるだけなので簡単!
HPi-50には、ピアノを楽しめるコンテンツが豊富に用意されているのも特長のひとつ。初心者がゲーム感覚で音符やリズムに親しめるメニューから、中上級者が上達できるレッスン・メニューまで、誰もがピアノを好きになるコンテンツが満載です。
新居:ピアノの内部が視覚的にわかる“ピアノずかん”はいいですね。最近小学校でピアノの仕組みについて話す機会がありましたが、複雑な仕組みがわかるだけでも子供の聴き方が変わってくるので、これは指導者にとっても嬉しい機能です。
自分の演奏を採点してくれる“ビジュアル・レッスン”や、ハノンの楽譜を用いた指のトレーニング、演奏の出来に応じてメダルを獲得できる“メダルコレクション”など、多彩なレッスン機能が搭載されたHPi-50。上達する意欲が沸いてくるコンテンツが満載です。
新居:練習って行き詰まるとどうしてもやめたくなるものなので、そうなる前にいろいろなアピールポイントがあるのはいいですね。大人から子どもまで幅広く使える機能ばかりで、ここからどんどん音楽への興味が広がっていきそうです。
黒塗鏡面艶出し塗装仕上げのLX-15は、重厚で優美なデザインに最高品質の音源と鍵盤、ペダル、さらにグランドピアノさながらの豊かな響きと音場感を再現するサウンドシステムが搭載されています。HP503は、ベーシックモデルとして多くのユーザーに愛されているHPシリーズのエントリーモデル。デジタルピアノとして初めて白鏡面艶出し塗装を施したスタイリッシュなDP90Sは、デザイン性の高さだけでなく、ピアノとしての基本性能も充実しています。
■黒塗鏡面艶出し塗装仕上げ(LX-15-PES/写真)、白塗鏡面艶出し塗装仕上げ(LX-15-PWS) ■価格:オープンプライス(市場予想価格LX-15-PES 430,000円前後/LX-15-PWS 480,000円前後)