さて、宣伝はこの辺で終了させていただいて(笑)、ストラト雑談の続きをいきましょう。
僕はハードテイル(#1)が欲しいんですよ。
何度か弾いたことはあるんだけどね。あんまりストラトっぽくないんだよね。
どっちかというとテレキャスっぽい感じがする。
イナーシャ・ブロック(#2)がないからですかね。弦は裏通しするタイプですし。
そうだろうね。
ロン・ウッドが55年のハードティルを使ってるから、どうしても欲しいんだけど。
でも、ブロックとスプリングがないとストラトの音って出ないよね。
ところで、ばっちり調整されたストラトを弾いたときの快感!これはすごい!調整の悪いストラトを弾いたときのがっかり感もすごいけど(笑)
なんていうかさ、心の充実感というか無情の悦びというか、すごいものがあるよね。
1音1音が快感!
僕は大村憲司さんの遺品のギターを弾かせてもらったことがあるんです。
大村さんって自分で調整するのね。何から何まで。
ネックから弦高から。本当にすごくてね。世の中にこんなにきちんと調整されたストラトがあるんだ!って驚いて。
調整次第ですよね。ギターは。5万円台の安いギターも、きちんとした調整をすることで化けますし。
そうそう。そのあたりの(ストラトの)調整法はギタマガ9月号に掲載されるので読んでみてください(笑)
あと、ハーフトーンが好き!っていうのがあるね。
そろそろ締めに入ります(笑)が、なにかありますか?
今回CDの監修に携わったけど、今度は歌謡曲のストラト名演CDを作りたいっていう野望があります(笑)
歌謡曲ですか?(笑)
そうそう。例えば、キャンディーズの「やさしい悪魔」とかさ。めちゃめちゃいいハーフトーンが聞ける。
最高です!マジで(笑)ここ強調しておいて(笑)
あとね、ピンク・レディーの「カルメン'77」とかね。
それと浅野ゆう子の「セクシー・バス・ストップ」。これのストラトのカッティングの音が最高。誰が弾いてたのか分からないけど。
でも、やっぱり「やさしい悪魔」の音が一番だと思うんだよね!
この対談中、一番興奮なさってますが(笑)
極上のハーフトーンが聞きたければキャンディーズを聞け!ということで締めておきます(笑)
今日はどうもありがとうございました。
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