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ギター弦
エレキギターには鉄製の弦が張ってあるのですが、この弦は消耗品です。弾いているうちに切れたり、手のひらの汗などによって錆びてくることもあるでしょう。 その時には、ギターの弦を交換しなくてはなりません。 慣れないうちは、弦の交換は難しかったり、面倒に感じるかもしれませんが、ギターを弾く上では欠かせないことですので、しっかりと交換方法を覚えましょう。
弦の交換時期は人によってことなりますが、弦が切れたり錆びたり、汗などで変色してしまったら交換しなければなりません。 人によっては1、2週間ごとに替える人や、数日ごとに替える人もいます。 弦の状態は、サウンドの善し悪しに密接に関わってくるので、プロのギタリストになると、もっとシビアに弦の交換を行います。
また、たいていの場合、買ってきたギターには弦が張ってあるのですが、古くなった弦が張られている場合がありますので、ギターを買う時に一緒に弦も買っておくのもいいでしょう。
弦の交換方法は、ギターの種類によって異なりますので、教則本などで調べるか、ギターを買ったお店の親切な店員さんに聞いてみましょう。
ギター弦の種類は?
ギターの6本の弦はそれぞれ太さが異なります。6弦が最も太く、1弦に向かってだんだん細くなっていきます(*1)。 弦の太さはゲージといい、その直径をインチで表わします。 例えば、.009という表記がされている弦は、0.009インチの太さということになります。
一般的に売られているギター弦は、1弦から6弦までをセットとして販売しており、セット内容によって「ライト・ゲージ」「ミディアム・ゲージ」などの名前がついています。 弦が細ければ、チョーキングやビブラートなどのテクニックがやりやすくなるのですが、弦の太さはサウンドにも影響を与えますので、一概に細いほうが良いというものではありません。
初心者の方には、まずは「009~042」のセットをおすすめします。 エクストラ・ライトなどとも呼ばれる、このセットは、以下の組み合わせが一般的です。
- 1弦
- 0.009
- 2弦
- 0.011
- 3弦
- 0.016
- 4弦
- 0.024
- 5弦
- 0.032
- 6弦
- 0.042
最初のうちはこの組み合わせの弦を使い、段々と色々なゲージの弦を試していって、自分のスタイルにあった弦を見つけるといいでしょう。
弦は、太さだけではなく、材質なども様々です。 また、弦により、サウンド特性や耐久性などにも違いがありますので、色々なメーカーの弦を試してみるといいでしょう。 メーカーにより、弦の値段も様々です。 1セットで千円以上するものも当たり前のように存在します。 当然、安い弦よりもある程度高い弦のほうが優れているケースが多いのですが、最初のうちは1セット300円といった安い弦で問題ありません。 ギターに慣れてきて、色々なことが分かるようになってくると、弦の違いも分かるようになるでしょう。
解説
- ギター用の弦には、エレキギター用の弦と、アコースティックギター用の弦があります。 必ずエレキギター用の弦であることを確認して買いましょう。
- 弦の交換作業には、弦を切るためのニッパー、巻くためのワインダーがあると便利です。 また、弦を外した時にしか拭けない部分をきれいにするために、クロスも用意しておきましょう。
- 最初のうちは、009~042のセットがおすすめ。
- 1セット300円くらいの安い弦でも、とりあえずは問題ナシ。
- *1 弦の呼び方
細いほうの弦から、1弦、2弦~と呼びます。