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ギター・ヒーローの愛器をチェック! 第2弾

感動的なプレイを聴かせ、聴く者を魅了するギター・ヒーロー。
そんな彼らの伝説は、その愛器とともに語られるものです。

このページでは、ギター・ヒーロー達の武器ともいえる、ギターを紹介します。
第2回目は、HR/HM系ギタリスト&「ギターの神」登場!

Edie Van Halen
エディ・ヴァン・ヘイレン

Fender Stratocaster

ライトハンド奏法やハミングバード・ピッキングなどのスーパー・プレイでロックギターのスタイルを一新してしまった、テクニカル・ギタリスト、エディ・ヴァン・ヘイレン。
初期のギターは、様々なメーカーのパーツを組み合わせて作ったストラト・タイプのギター。(シャーベルのボディーとネック、もしくはWarmoth製という説もある)当初はピックガードつきの白黒ペイントのモデルであったが、その後ピックガードを外して、赤黒白のペイントに変更された。ボリュームのノブに「TONE」と欠かれたノブを使用しているところもポイント。

2006年にCHARVELから「EVH ART SERIES」として、シグネーチャー・モデルが発売になった。

アーニーボール・ミュージックマンのシグネーチャーモデル。
ミュージックマンは1972年にレオ・フェンダーがスタートさせたメーカーである。
コンパクトなサイズと、ペグが4:2に配置されたレイアウトという特徴的なデザインに、ディマジオのピックアップを搭載している。ボディの材は、バスウッド&メイプルトップ。そして、このギターもボリューム・ノブには「TONE」の文字が。フロイドローズタイプのロック式トレモロには、エディが開発したDチューナーが搭載されている。これは、6弦のチューニングをEからDに下げる機能を持っており、瞬時にドロップDチューニングに変更することができる。
このシグネーチャーモデルが発表されたのは91年のNAMMショーにて。

95年から、新しいシグネーチャーモデル、WOLFGANGにスイッチ。もともと、ピーヴィーのアンプ「5150」を愛用していたが、ギターもピーヴィー製になった。
ミュージックマン同様、バスウッドにメイプルトップのボディにオイルフィニッシュのメイプル・ネックがボルトオンされている。指板は22フレット・フェンダー・スケール。ピックアップはピーヴィーとエディの共同開発によるもので、エスカッションを使わずにダイレクト・マウントされている。ブリッジは、フロイドローズ・ライセンスのロック式で、Dチューナー搭載。ピックアップ切り替えスイッチは、通常と逆になっており、レスポールなどでフロントピックアップへの切り替えが、このモデルではリアピックアップの切り替えになる。これは、タッピングの際に、腕が当たってフロントピックアップに切り替わってしまうことを防ぐためだそうだ。

Randy Rhoads
ランディー・ローズ

死後、今でも強烈なインパクトを残す、ランディ・ローズ。
彼のクラシック的要素を取り込んだテクニカルでワイルドなプレイは、多くのギタリスト達に衝撃と影響を与えた。

ランディ・ローズといえば、白のレスポール・カスタム。
経年劣化によってクリーム色に変色したボディ・カラーが印象的である。ピックアップカバーはクロームだが、これはもともとゴールドだったカバーが、ピッキングによって剥げた(もしくは剥がした)ものであるようだ。その他、ペグはシャーラーM6に、ボリューム/トーン・ノブがゴールドのスピード・タイプに変更されている。また、ピックガードに「RANDY RHOADS」と、名前が刻まれている。
クワイエット・ライオット時代からメインで使用されているギターである。

こちらも強烈なインパクトを残した、有名なフライングVタイプのギター。このギターはカール・サンドヴァルというクラフトマンによって製作された。独特のヘッド形状と水玉模様がルックス上の大きなポイントとなっている。フレットは21フレット。ピックアップはディマジオで、フロントがP.A.F、リアがスーパー・ディストーション。

この他、6弦側のホーンを長くした独創的なシェイプのジャクソンのシグネーチャー・モデル、ランディ・ローズVもある。

Brian May
ブライアン・メイ

ブライアン・メイが使用しているギターは、彼が15歳~17歳の間に父親との手作業によって製作されたギター「レッド・スペシャル」である。
ネックには古い暖炉のマホガニー材が使用され、ナイフで厚めのUシェイプに加工されている。
指板は、オーク材を黒く塗装したもので、ポジション・マークは貝のボタンを加工して作られている。スケールは24インチの24フレット。
ボディは、センター部分にオーク材のテーブルから切り出した材がセンターブロックとなっており、ネック、ピックアップ、ブリッジが取り付けられている。両ウイング部分は合板を2層にしたものにアコースティック・キャビティが開けられた、セミホロー構造。バインディングには棚の縁に使われていたホワイト・プラスティックを使っている。
特筆すべきはネックとボディのジョイント方法で、ネックエンドはリア・ピックアップのあたりまで伸び、ボディの表側からセンターブロックに掘られた溝にはめ込まれる。さらに、ネックエンド部分を2本のネジで表側からボディに固定し、ヘッド寄りの部分では裏側から1本のボルトで固定する、ボルト・オン構造になっている点である。
ピックアップはバーンズ製トライ・ソニック・ピックアップ。カバーに刻印を持たず、弦ごとのアジャスト機能を持たない、初期の廉価版モデル。
6個のスライドスイッチで、各ピックアップのオン/オフと、位相の切り替えができ、複数のピックアップを選択するとシリーズ(直列)で接続されることも大きな特徴である。なお、通常のギターとは異なり、ボリュームノブはギターを立てかけた状態の時の一番下になる。

使用弦は「MAXIMAゴールド・ストリング」
ピックは6ペンス硬貨(かつてイギリスで流通していた硬貨で、金属が柔らかく、縁にギザギザの切り込みがある)。
シールドはピート・コーニッシュ製カール・コード。
(カール・コードは通常のシールドと比べると若干ハイが落ちる傾向があるので、これもブライアン・メイ・サウンドの要)
アンプ「VOX AC30」+トレブル・ブースターの使用もサウンドの重要なポイントになる。

このように、ハンドメイドで作られたこのギターは、当然世界に1本しか存在しないが、数社(Guild、Kid's、Burns、K's Guitar Works、RS Guitars、Greco BM-900/BM-90/BM-80など)からレプリカ・モデルが発売された。

Eric Clapton
エリック・クラプトン

クリーム時代のクラプトンといえば、このサイケデリックなペイントが施されたギブソンSG。これにマーシャル・アンプとの組み合わせで生まれる、ウーマン・トーンだろう。
このSGは64年製で、もともとデラックス・ヴァイブローラ・トレモロが搭載されていたが、後に取り外されている。このSGをペイントしたのはオランダのアーティスト「ザ・フール」である(そのため、海外ではこのギターをThe Fool SGと呼ぶ事もある)。

なお、ウーマン・トーンとは、ギブソンSGやレスポール、ES-335などの2ハムピックアップを搭載したギターの、トーン・コントロールを絞って高域をカットしたサウンドのこと。クラプトンはリアピックアップをトーン0で使う、フロントピックアップをトーン0、または10で使う、フロントとリアのミックスで片方のピックアップのトーンを0にする、などいくつかの方法でウーマントーンを得ていたようだ。

クラプトンの愛器として有名なのが、このブラッキーである。
このギターは、50年代のストラトを数本購入したクラプトンが、それらの状態の良いパーツを組み合わせて生まれたギター。
長年の酷使により、ボディおよびネックの塗装剥げなどのダメージが大きい。プレイ中の灰皿代わりとして、ヘッドの6弦部分にタバコをさしていたためにできた、焦げあともトレードマーク。

Michael Schenker
マイケル・シェンカー

メタル・ギター・ヒーロー、マイケル・シェンカーといえば、この白黒にペイントされたギブソン・フライングV。ワウによるミッド・ブースト・サウンドと、稲妻のような速いピッキングなどのハイ・テクニックで、多くのファンを魅了した。
プレイ中の、フライングVの下側のホーンを両足で挟むようなスタイルも彼ならでは。彼はギブソン・フライングVを数本所有しており、ブロック・インレイのモデルはアルバム「Built To Destroy」のジャケットで、メルセデス・ベンツに叩き付けられて壊されていることで有名。

2004年からはDEEN製の、ヘッドもV型になったフライングVタイプのシグネーチャーモデルを使用している。

Ace Frehley
エース・フレイリー

エース・フレイリーのギターといえば、この3ハムバッカーのレスポール・カスタム。上のイラストはギブソンのシグネーチャーモデルを基にしたものだが、本人は74年製(年代については諸説有り)のモデルを使用していたようだ。チェリー・サンバースト・フィニッシュで、フロント&センターPUにディマジオを使用。

このギターのほか、フロント・ピックアップ部分からスモークを吹き出すように改造されたレスポールや、電飾が内蔵されたギターも有名。

Paul Stanley
ポール・スタンレー

ポール・スタンレーといえば、Ibanez PS-10。Ibanezのアイスマンというモデルがベースになっているこのギターは、1970年代からポールのメインギターになった。ちなみにアイスマンというモデルは、当時海外でのみ販売されていたもので、国内ではGrecoのミラージュというモデルが、アイスマンとほぼ同一のモデルとして販売されていた。(当時は、同一モデルを国内向けにはGrecoが、海外向けにはIbanezがそれぞれ販売していた)
本人使用のモデルには、割れた鏡のような「クラッシュド・ミラー」フィニッシュのタイプや、ラインストーン(ガラス製の模造ダイヤモンド)をボディに敷き詰めたタイプも存在した。
ボディはメイプルトップ、マホガニーバック。

90年代後半に、ポール・スタンレーのシグネーチャー・モデルはWASHBURN PS-2000へとバトンタッチした。

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