国産工房系メーカー＝バッカスのHandmadeシリーズにブラック＆ゴールドのパーツを使用した特別モデルが登場！

　高品質な楽器作りでエントリーからプロフェッショナルまで幅広いユーザーから支持を受ける国産メーカーのバッカス。Twenty Four DXは制作工程のほとんどをクラフトマンが手作業で行うHandmadeシリーズに属する、オリジナルのボディ・シェイプを持ったモデル。ブリッジやペグといったハードパーツを中心に見直しが図られた同モデルにおいて、ゴールドとブラックのパーツを採用したスペシャル・モデルが本器となる。それでは早速詳細を見ていきたい。

　Twenty Fourのボディ・シェイプはエッジ部分がややシャープ。深めにボディ・カッタウェイを施すことで、ハイ・ポジション部分の演奏性の向上に加え、24フレットという広い音域をカバーしている。ボディにはライト・アッシュを採用し、楽器自体の重量も軽くて扱いやすいのもポイントだ。310Rのネック形状とサラっとしたサテン・フィニッシュの握り心地もプレイアビリティに貢献している。ハードパーツ部分に目を向けるとブリッジに搭載されたゴトー404SJは弦の表／裏通しをプレイヤーの好みで選択できる。エレクトロニクスには、シックな木製のカバーを取り付けたオリジナルのハムバッキングにはバルトリーニXTCTとMCT500が組み合わせられ、多彩なサウンド作りを可能とする。

　実際に音を鳴らしてチェックしてみると、アッシュ・ボディらしくヌケの良さと、伸びのある素直な低音が得られた。少し狭めの弦間ピッチと310Rという多少フラットな指板も弾きやすく、フィンガリングもスムーズ。本器の魅力でもある充実したコントロールは、アクティヴ／パッシヴの切り替えはもちろん、3バンドEQに加えてコイルタップ・スイッチも付属。イコライザーの効きは積極的に音を作るよりも、中域を中心に補正をする役割のよう。とは言え、楽器自体の鳴りが良く、どこか引っ込んでいるレンジもないので、パキっとしたスラップから指弾きまでオールマイティーに使えるモデルだ。

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  充実したコントロール類。左上から時計回りにプリアンプのON/OFFスイッチ、コイルタップ・スイッチ、バランサー、ボリューム、トレブル、ミドル、ベースとなる。

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  ピックアップにはオリジナルJBT-ALVを採用。精密に作られた独自のウッドカバーからは同社の木工加工の技術の高さが感じられる。

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  ブリッジにはゴトー404SJ-4を使用。ブラックとゴールドの組み合わせがオイル・フィニッシュのボディと見事にマッチングしている。

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  ジョイント部分はプレートを介さない4点止めボルトオンを採用。ジョイント部にコンター加工を施すことで体とのフィット感も抜群だ。

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  ボディ裏に設置されたストリングス・ホールド。先述したゴトー製のブリッジは裏通しか表通しの選択が可能だ。

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  Bacchus / Twenty Four DX BGP（写真はDX5-BGP）