DODの伝説的なOverdrive Preamp 250が最新のスペックを身に付けて復刻

DOD
OVERDRIVE PREAMP 250

 Overdrive Preamp 250がアップデートされて登場。このオーバードライブ・プリアンプは、その名の通りナチュラルなトーンを持ったペダルで、イングヴェイ・マルムスティーンがマーシャル・アンプのブースターとして使用たことでも有名だ。シンプルなコントロールながら良質で厚みのあるクランチ・ドライブが得られる。

 もちろんフェンダー系アンプとの相性も良く、軽めのクランチでは枯れたテイストで、ピッキングのニュアンスがもろに音に現れる。艶やかなトーンのギターであれば艶やかに、ミッドレンジにパワーのあるハムバッカー・タイプであればガッツのあるトーンを生み出す。さらにドライブを上げても歪みがつぶれてしまう事が無く、キレの良いドライブに変化する。ベースにも相性が良さそうなのだが、そう思わせるのは低音の音像が歪ませても自然だからだろう。

 この価格帯で上質なトーンを提供してくれる、ナショナルブランドならではの完成度。クラシックなドライブ・サウンドを好む皆さんは是非一度、チェックしてみてほしい。

※使用アンプ:Fender 68 Custom Deluxe Reverb

  • DOD / OVERDRIVE PREAMP 250

Specifications

●コントロール:ゲイン、レベル●電源:9Vアダプター、9V電池●その他:トゥルーバイパス・スイッチング●外形寸法:66.8(W)×118.9(D)×52(H)mm ●重量:約249g
●価格:15,000円(+税)

製品情報・問い合わせ:神田商会

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[試奏者PROFILE] 村田善行(むらた・よしゆき)

株式会社クルーズにてエフェクトペダル全般のデザイン担当、同経営の楽器店フーチーズ(東京都渋谷区)のマネージャーを兼任。ファズ関連・エフェクタ全般へのこだわりから専門誌にてコラムを担当する他、覆面ネームにて機材の試奏レポ/製品レビュー多数。