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60'sサウンド好き必見!2種類のB-15の回路を再現したHeritageモデルが登場!
Ampeg
Heritage B-15N
古くはジェームス・ジェマーソンなどが愛用していたことでも知られるアンペグのB-15。オール・チューブのヘッドアンプと15インチ×1発のキャビネットが生み出すトーンは唯一無二で、今でもビンテージ市場で人気のあるモデルだ。これまでにもB-15は幾度かリイシュー・モデルがリリースされているが、今回は同社のアメリカン・ファクトリーで組み立られるヘリテージ・シリーズからの限定モデルとなる。このHeritage B-15Nは64年製のB-15NCと66年製のB-15NFと、2種類のビンテージ機のトーンを再現している。ちなみにB-15NCは62年頃に発売されていたソリッド・ステートの回路が再びチューブへと変更されたモデルで、B-15NFではキャビネットにCTS製のスピーカーがマウントされるなどの特徴があった。Heritage B15Nはオール・チューブ回路のヘッドにカスタム・エミネンスの15インチ・スピーカーを搭載。オリジナルの回路を踏襲しつつ、当時の開発者の意見を求め、フィルター・チョークなどに改良を加えている。
パネルを見ると1964と1966という2chの入力はそれぞれパッシヴ/アクティブ入力と、ボリューム、ベース、トレブルのコントロールを備える。加えてバイアス・スイッチで1964と1966バイアス・モードを切り替えるとトーンと出力が変わり、出力は1964が30ワット、1966で20ワットだ。1964の入力にプレシジョン・タイプのベースをつなげるとジェマーソンやドナルド“ダック”ダンを想起させる、レスポンスのゆったりしたまろやかなサウンドが得られた。1966の方は前者と比較すると低域が締まっているので、よりタイトな音楽に向く印象だ。昔のチューブ・アンプらしく個性がありつつも、楽器のキャラクターをしっかりと生かしてくれるのも本機ならでは。ベースとトレブルのツマミの効きはいずれのチャンネルにおいても滑らかだが、フラットな設定でベストな音が得られるので、若干の補正に使うと良いだろう。ちなみに本機、世界で250台の限定生産となるので、早めの購入をお勧めしたい。
Specifications
●出力:30W(1966bias)/25W(1964bias)●パワー・アンプ:チューブ●コントロール:ボリューム×2、トレブル×2、ベース×2、バイアス切り替えスイッチ、スタンバイ・スイッチ●入出力端子:インプット×4(1964×2、1966×2)、スピーカー出力×3、アンプ・アウト●外形寸法:533(W)×838(H)×356(D)mm(※演奏時)●重量:約37.4kg
価格:550,000円(+税)
製品情報・問い合わせ:神田商会
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