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G&L
L-2000 Graphite Metallic /Ebony PH
G&Lの定番=L-2000の日本独自ラインにステージ映えするメタリック・カラーが登場!
レオ・フェンダーが辿り着いた最終地点であり最高傑作とも言われるG&L L-2000。その日本限定モデルがリリースされたので紹介しよう。このL-2000 Graphite Metallicはメタリック系カラーでも珍しいグラファイトメタリックを採用し、派手さがありながらもシックな雰囲気にまとめ上げられている。カラーに合わせて指板にはエボニーを採用し、ポジション・マークを廃したデザインはより締まったルックスをアピールしている。通常はサテン・フィニッシュで仕上げられるネックもメタリック塗装が施されるため、レギュラー・ラインとは異なった滑らかな手触りが得られる。
使用木材は剛性に優れたハード・メイプルでフレットにはミディアム・ジャンボを採用する。ピックアップは同社独自のマグネティック・フィールド・ピックアップを2基搭載。各コイルの高さを六角レンチで変えられるので細かい調整が可能なほか、セラミック製のマグネットを採用することでハイパワー&ロー・ノイズ特性を実現している。また、同社独自のコントロールはピックアップのシリーズ/パラレル切り替えスイッチにコイル・タップ・モードを追加しており、さらなるサウンド・バリエーションを得るための工夫が施されている。
そのサウンドはG&Lらしく、アクティブ回路を搭載するにもかかわらず、非常にナチュラルな特性を持っている。楽器自体の作りが良く、ネックはG&L以前のミュージックマンと比較して細めのシェイプで、フレットや指板の仕上げも滑らかで手に馴染んでくる。パッシブ・モードでの音もすごぶる良好で、ピックアップ・ポジションをセレクトすることでプレシジョン・ベースからジャズ・ベースのサウンドまでこれ一本でまかなえてしまうのは、さすがレオ・フェンダーが生み出した最終到着点と言える。いずれにおいてもパッシブ・モードでは暖かみのあるサウンドが得られた。アクティブ時の2バンドEQもカット方向へ調節するため、派手さを演出するというよりもじっくりと補正する印象。サウンド・キャラクターをアクティブ(トレブル・ブースト)にしても、嫌みがなくアクティブ臭さをあまり感じないのはさすがL-2000といった印象。ジャズベやプレベのようなパッシブから、アクティブ・ベースまで、すべてのサウンドを網羅する本器、まさに無敵のオールラウンダーと呼べる一品だ。
Specifications
■ボディ:アルダー■ネック:ハードロック・メイプル■指板:エボニー■スケール:34インチ■フレット数:21■ピックアップ:G&Lマグネティック・フィールド・ハムバッキング×2■プリアンプ:オリジナルRA-01■コントロール:ボリューム、トレブル、ベース、3ウェイ・ピックアップ・セレクター・スイッチ、シリーズ/パラレル/コイルタップ切り替えスイッチ、プリアンプON/OFF/トレブル・ブースト切り替えスイッチ
価格:247,800円
製品情報・問い合わせ:黒澤楽器店