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Fender
TAXMAN TELECASTER
テレキャスらしいコードの響きが魅力的!THE BAWDIESのTAXMANシグネチャー・モデル
THE BAWDIESのギタリスト、TAXMANの愛器であるフロント・ハムのテレキャスターが、シグネチャー・モデルとして発売された。フェンダーのレギュラー・ラインとしては国内初である。
そのサウンドは、トレブリーでありながら太くて乾いたリア、甘過ぎずパワフルなフロント、そしてかなりクリアな音が得られるセンターと、どのポジションを選んでもテレキャスターらしい力強さに溢れている。単音弾きでも非常に良いトーンがするギターだが、真骨頂はやはりコードの響きにある。クランチでもクリーンでも、コードが固まりとなって響く(各弦の音程感は、もちろんしっかりありながら、である)。R&R、R&B、ファンク系のプレイヤーには最高の1本だ。
ネックのグリップは、少し太めのソフトVシェイプ。握りやすい、よいグリップだ。金属パーツのくすみを再現した“Road Worn”フィニッシュの影響もあって、新製品なのに以前から自分が所有するギターのように身体に馴染む。
TAXMANファンはすぐに入手して、ガンガン弾いて欲しい。そうでない人でも、テレキャスのフロント・ハム改造は比較的多い仕様なので、シグネチャー・モデルにありがちな“手の出しづらさ”は感じないはず。ぜひ試してみて欲しい。
Specifications
●ボディ:アッシュ●ネック:メイプル●指板:メイプル●フレット:21●スケール:648mm●ピックアップ:セイモア・ダンカン'59HB(フロント)、カスタム・ノーキャスター・ビンテージ・テレ(リア)●コントロール:ボリューム、トーン、3ウェイ・ピックアップ・セレクター●ブリッジ:ビンテージ・テレ・ブリッジ・ウィズ3ブラス・サドル●ペグ:ビンテージ・スタイル●付属品:デラックス・ギグ・バッグ、TAXMAN×FENDERピック●カラー:3トーン・サンバースト
価格:175,000円(+税)
製品情報・問い合わせ:フェンダー/山野楽器海外事業部
[試奏者PROFILE] 井戸沼尚也(いどぬま・なおや)
大学在学中から環境音楽系のスタジオ・ワークを中心に、プロとしてのキャリアをスタート。CM音楽制作等に携わりつつ、自己のバンド“Il Berlione”のギタリストとして海外で評価を得る。第2回ギター・マガジンチャンピオンシップ・準グランプリ受賞。現在はZubola funk Laboratoryでの演奏をメインに、ギター・プレイヤーとライター/エディターの2本立てで活動中。