新製品を試奏動画で紹介!New Gear Show Case

Zodiac Works
914 Roaling Bass Lady Vampire Ju-ken

36インチのスーパーロング・スケールを採用したJu-kenのシグネイチャー・モデルがZodiacより発売!

 松井常松やCHIROLYNなどのシグネイチャー・ベースを手掛ける国内ブランドのZodiac Works。そんな同社がヘヴィ~ロック・シーンのセッション・ベーシストとして支持を得ている、Ju-kenのシグネイチャー・モデルを手掛けた。本器は同社の914 Roaling Bassをベースにしており、36インチというスーパー・ロング・スケールを採用。長年Ju-kenがサポートを務めるVAMPSはドロップ・チューニングで制作された楽曲が多いため、それを考慮し、5弦ではなくギターと同じドロップ・チューニングで対応するための専用モデルが本器なのだ。

 36インチのスケールにより、チューニングを落とした時に生じる弦の緩みを最小限に抑えることが可能なうえ、安定したピッチを実現しているのが特徴だ。それに加えて、Ju-kenらしい楽器デザインも秀逸で、ピックガード部分にはモノトーンの市松模様が施されているほか、彫金メタルのカバーにはイラストレーターYOICHIROがデザインを手掛けることでロック・ベースとしての完成度を高めている。それに加えてフロント~リア・ピックアップにはフィンガー・ランプが取り付けられ、見た目だけではなく演奏面でも抜かりのない仕上がりとなっている。

 実際に音を鳴らしてチェックしてみると、アッシュ・ボディらしいヌケの良さが印象的だ。ドロップ・チューニング専用モデルなので全弦一音下げでテストしてみたが、テンション感も強く張りのあるサウンドが得られた。弦高が若干高めで、繊細にはじくというよりも、ガシガシ弾くのに持ってこいのセッティング。サウンドは良い意味でハデさがなくソリッドだが、中域に締まりとガッツがあるので、アンサンブルのなかでもヌケてくるだろう。また、フロント~リアのピックアップに設置されたフィンガー・ランプによって、指が弦の下に入り込みすぎないため、ピッキングがスムーズにできるのは嬉しい。加えてフロント部分のピック・ガードのおかげでスラップがしやすいのも好印象だった。どちらかと言うと武骨でロックな印象だが、弾きやすさも十分追求されているので完成度の高い楽器と言える。

  • パッシブ回路を搭載するタイプなのでコントロール類はシンプル。右からマスター・ボリューム、リア・ボリューム、トーンとなる。

  • ネック~フロント・ピックアップ部分の取り付けられたクリア・ピックガードのおかげでスラップもしやすい。同じくフロント~リア・ピックアップの間に設置されたフィンガー・ランプもおかげでスムーズな演奏が可能となっている。またトラスロッドの調整口はボディ側に設置されているのが分かる。

  • ジョイント部分は4点止めのボルト・オン。ネックとボディの接地面積を広くとることで弦振動を確実に伝達する。

  • 弦がほぼストレートにペグへ届くようにデザインされたヘッド部分。ナットはカーボン製のものをマウントする。

  • Zodiac Works /914 Roaling Bass Lady Vampire Ju-ken

Specifications

■ボディ:アッシュ■ネック:メイプル■指板:エボニー■スケール:36インチ■フレット数:22■ピックアップ:セイモア・ダンカン SJB-3■コントロール:マスター・ボリューム、リア・ボリューム、トーン■ペグ:ゴトーGB350■ブリッジ:ゴトー303SJ-4
■価格:437,850円

製品情報・問い合わせ:Zodiacworks

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