横浜と尼崎、韓国ソウルに店舗を構えるベース・ショップ “Geek IN Box” のオリジナル・ブランドROSIÉより、アレルギーの不安を解消しつつビンテージ・サウンドを目指すネック・ジョイント・プレートが発売となった。

　「SURGICAL STAINLESS NECK PLATE（サージカル・ステンレス・ネック・プレート）」は、素材としてSUS316L（ステンレス）を採用。サージカル・ステンレスと呼ばれるステンレスの中でもSUS316Lは特に強く、酸化膜が壊れにくい特性を持つ。酸化膜があることで金属と皮脂や汗が接触しづらくなり、金属アレルギーの原因となる金属イオンの発生が抑えられる。重量は36g、厚さは1.5mmで、この数字を目指した理由は、いくつかのプレートのデータを集めた結果、ビンテージおよびレプリカは薄くて軽く、広く流通しているものは厚くて重い傾向にあり、また、厚くて重い方向で素晴らしい既存の製品があるため、ROSIÉでは薄くて軽いビンテージ寄りの製品を作ったとのこと。なお、一般的に流通量が多いと考えられる重量50g、厚さ2.0mm程度のジョイント・プレートから本製品に付け替えると、少し高音域が抑えられミドル・レンジの強さが際立つように感じたそう。さらに、ビンテージ・ベースのプレートと付け替える実験も行ったところ、変化を聴き分けることは難しかったそう（のちに比較動画をアップ予定）。アレルギーに不安があったり、ビンテージ的な質感が好みのギタリスト／ベーシストは、ぜひ試してみてほしい。