Positive Grid Spark 2 meets ROLLY
- 2024/10/15
BOSS / GX-10
ボスより、モダンでスマートなユーザー・インターフェイスと優れたサウンドをポータブルな筐体に凝縮、さまざまなシーンに対応するマルチ・エフェクターの新製品が登場した。
2022年に登場した「GX-100」は、ボスならではの高品位なサウンドを継承しつつ、タッチ対応のカラー・ディスプレイと物理ノブを採用したマルチ・エフェクター。モダンかつ直感的な操作性により、スムーズなサウンド・メイクを実現し、人気となっている。今回新たに登場した「GX-10」は、「GX-100」のモダンでスマートなユーザー・インターフェイスと高品位なサウンドを、さらにコンパクトな筐体に凝縮。
バリエーション豊かな32種類のAIRDプリアンプ(ギター×23種類、ベース×9種類)は、最新のAIRDテクノロジーにより、発音している状況におけるギター/ベース・アンプ全体のふるまいや、スピーカーやキャビネットなどの相互作用までを再現。チューブ・アンプならではの有機的かつ生々しいサウンドと弾き心地を得ることができる。「X-ULTRA」「X-OPTIMA」「X-TITAN」などボス・オリジナルのハイゲイン・タイプを始め、クリーン、クランチなど個性豊かなタイプから選択することが可能。そして、歪み系エフェクターなどの使用頻度の高いエフェクトはもちろん、スライサーやヒューマナイザーなどインパクトの強いタイプまで網羅する170種類ものエフェクトを搭載している。また、オーバードライブやディレイ、リバーブなど、プレイヤーのこだわりの強いエフェクトには豊富なバリエーションが用意されており、より深い音作りを行うことができる。
合理的かつスムーズな音作りができる点も特徴で、タッチ操作に対応するカラー・ディスプレイと4つのノブを組み合わせることにより、スムーズな音作りを実現している。ディスプレイ上に表示されるアイコンをタッチして選択、ドラッグ&ドロップで直感的に移動、細かなパラメーターの調節はノブでの操作が最適。エフェクト・チェインでは、最大2つのプリアンプ、15種類のエフェクトを同時に使用することができ、さらにディバイダー機能により、エフェクトの直列/並列接続を切り替えることも可能となっている。また、キャビネットIRデータの取り込みや、センド/リターンによる外部ペダルの接続にも対応。
加えて、専用アプリ「BOSS TONE STUDIO」の使用により、音色の編集、作成したメモリーの管理が可能となっている。複数のメモリーをライブセットとしてパソコンに保存することも可能。用途やジャンル、ライブでのセットリストに応じた音色管理をよりスマートに行うことができる。オンライン・プラットホームの「BOSS TONE EXCHANGE」にアクセスすることで、他のユーザーとライブセットを共有することも可能。オーディオ・インターフェイス機能も搭載し、USBを経由した録音にも対応している。また、別売りのBluetooth Audio MIDI Dual Adaptor「BT-DUAL」を接続することにより、スマートフォン用アプリ(iOS/Android対応)を使用することも可能。
凝縮された高いコントロール性も魅力で、エクスプレッション・ペダルと3つのフットスイッチを装備。フットスイッチの動作は、以下の3種類のモードから最適な設定を選ぶことができる。「UP/DOWN」は、メモリーを上下に切り替えるモード。一度の操作で異なる音色へ瞬時に切り替えることが可能で、足元での操作をシンプルにまとめることができる。「MANUAL」は、3つのフットスイッチに割り当てたエフェクトを個別にオン/オフできるモード。ペダル・ボードに近い操作感を得ることができる。「BANK/NUMBER」は、バンク内で3つのメモリーを切り替えるモード。選択したメモリーのフットスイッチを再度踏むことで任意の機能をコントロールする「カレント・ナンバー」も使用可能。設定次第で一つのバンクからより多くの音色に切り替えることができる。
この妥協なきサウンド・クオリティと合理的かつスムーズなサウンドメイク、そして高いコントロール性と汎用性をぜひ体感してほしい。
価格:オープン