レコーディング・エンジニア／ギタリストとして数々のレコーディングに参加しつつ、ペダルのレビューや書籍の執筆を経て、2009年に自身のペダル・ブランド “Rainger FX（レインジャー・エフエックス）” を立ち上げたマッド・サイエンティスト、デヴィッド・レインジャー。彼が開発する奇想天外なペダル・シリーズに、フランジャー・ペダルとアナログ・ドローンが加わった。
「Flanger X（フランジャー・エックス）」は、多彩なモジュレーションと轟く “ロケット・ノイズ” が特徴のフランジャー・ペダル。クリーンで爽快なコーラス・サウンドから、ロケット・ノイズが轟く豪快なフランジャー、設定次第では宇宙レベルで奇想天外なモジュレーション・サウンドが飛び出す。また、くぐもった音割れやポップ・ノイズ、唸りを上げる低音が特徴の “ロケット・ノイズ” を加えることが可能。入力のエンベロープに追従させることで、サウンドにさらなる迫力や圧を加えることができる。常時オンの設定では、さらに豪快なサウンドとなり、ステージやスタジオがロケットの発射場へと一変する。マッド・サイエンティストが創り出した大胆不敵なモジュレーション・デバイスで、無限の彼方へ出発しよう。
Flanger X
Flanger X
▲同梱のIgor（感圧式パッド）を使用すれば、モジュレーションのスピードを足元でコントロールできる。
「Minidrone（ミニドローン）」は、「Drone Rainger（ドローン・レインジャー）」の根幹となるディープなアナログ・ドローン・シンセサイザーを切り出し、Rainger FXによるミニ・ペダルのフォーマットへ落とし込んだペダル。モジュレーションのかかった強烈な低音が特徴の2つのドローン・サウンドは、それぞれピッチを設定可能。3度やオクターブ、図太いユニゾンの他、不協和音でダークな世界観も演出できる。ギターやベースを入力すれば、ドローン・サウンドとミックスして出力することが可能。そのまま他のエフェクト・ペダルに接続すれば、そのペダルの新しい一面が見えてくるかもしれない。また、同梱のIgorコントローラーを使用すれば、ドローンのピッチを足元でコントロール可能。ドラマチックなライブ・パフォーマンスや即興演奏において、「Minidrone」は絶好のスタート・ポイントとなることだろう。
Minidrone
Minidrone
▲同梱のIgor（感圧式パッド）を使用すれば、ドローンのピッチを足元でコントロールできる。
