1969年創業の米国モーリー社より、故クリフ・バートンが愛用したワウ・ファズを再現したトリビュート・モデルが数量限定にて発売となった。

　メタリカの2代目ベーシストとしても有名なクリフォード・リー・バートンは、史上最高のハードロック／ヘヴィメタル・ベーシストの一人。その卓越したテクニックとセンスは、24歳という若さで亡くならなければ、ハードロック／ヘヴィメタルの歴史も変わっていたかもしれない。モーリー社は、この唯一無二のベーシスト、クリフ・バートンへのオマージュとして、クラシックなワウ＋ファズ・ペダルを復刻し限定生産。
　「CLIFF BURTON POWER WAH FUZZ」は、オリジナル・モデル同様にパワー・ワウ・ファズならではの象徴的なトーンを提供。ファズ・セクションは、オリジナル・モデルのオールド・スクールなクリッピング・サウンドをエミュレートしている。現代的な改良も加えられており、もっとも注目すべき点はモーリー独自のスイッチレス・アクティベーションが搭載されたこと。ペダルを踏むだけでワウがオンになり、ワウのスウィープはよりロー・エンドから始まる。加えて、プレミアムなバッファー回路によりピュアなトーンと出力を実現している。ワウ回路には15dBのレベル・コントロールがあり、ベース・サウンドを押し上げて驚くようなソロを演奏するのに最適だ。また、暗闇で光るモーリーのロゴが操作ペダルと本体前部に付けられており、見栄えの良さだけではなく暗いステージでもペダルの視認性が高く、さらにペダル部には蓄光ゴムが貼られている。そして、クリフが実際に永年使用した “バトルウォーン” ペダルのように、磨耗した雰囲気のディストレスト・クローム仕上げが施されている点も見逃せない。ベースはもちろん、ギターやキーボードでも素晴らしいサウンドが得られるので、ぜひチェックしてみてほしい。なお、米国でも限られたストアでしか販売されず、日本へは60台のみの入荷となっている（限定数量完売次第、販売終了）。