2014年に設立されたREVV Amplification（レヴ・アンプリフィケーション）は、設計から生産まですべてカナダのウィニペグで行っている高品質なアンプ／エフェクター・ブランド。今回新たに登場したのは、ペダルでの音づくりに最適なクリーン＆クランチ・トーンを有し、キャビネット・シミュレーターもビルトインしたオール・チューブ・ギター・コンボ・アンプ。

　「D25 Combo」は、小規模なライブや自宅練習、デスクトップ・レコーディングまで、幅広く使用できるオール・チューブ・ギター・コンボ・アンプ。ペダルでの音作りに最適な、素直なクリーン～クランチ・サウンドが得られるように設計されている。スピーカーは、セレッションのビンテージ30（12インチ）を1基搭載し、約15kgとこのクラスのコンボ・アンプとしては軽量。フロント・パネルには、ゲイン／トレブル／ミドル／ベース／ボリューム／リバーブと非常にわかりやすいシンプルなコントロールを配置しており、使用場面に応じて簡単に25W／5Wの出力切り替えが可能なスイッチを備えている。また、背面にはエフェクト・ループも装備。プリ真空管に12AX7を2本、パワー真空管に6V6を2本使用した伝統的なオール・チューブ仕様ながら、デジタル・レコーディングにも対応した拡張性も備え、内蔵リアクティブ・ロードによりバランスXLR出力端子を使用して、ミキサーやインターフェイスへのダイレクト出力が可能となっている。バランスXLRからの出力では、プリセットされた6パターンのTwo notes Torpedoバーチャル・キャビネットが利用可能で、実際にマイクを立てることなく手軽に高品質なチューブ・アンプ・サウンドが得られるため、デスクトップ・レコーディングにもとても便利。USB端子を利用してパソコンなどに接続すれば、Two notesのTorpedo Remoteソフトウェアが利用可能となり、EQのコントロールやリバーブ空間の選択、キャビネット・シミュレーターやマイク・シミュレーターを利用した緻密なサウンド・メイキングが実現する。さらに、手持ちのMIDIコントローラーでバーチャル・キャビネットなどのユーザー設定を増やしたり、プログラム・チェンジを行うことも可能。足元でブーストとリバーブの各オン／オフ切り替えが可能な2ボタン・フットスイッチが付属する。

▲付属のフットスイッチにより、ブーストとリバーブの各オン／オフが可能。