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- 2024/11/16
Fender
フェンダー・ギターの黄金期と言える50/60/70年代モデルのルックスとサウンドを再現するシリーズ、American Vintage II/Vintera II/Made In Japan Heritage/Made In Japan Traditional。“フェンダー・ビンテージ・スタイル”と呼ばれるこれらのシリーズは、ビンテージを再現するという共通のコンセプトを背景としながらも細かな仕様の違いを持っているので、“どのモデルが自分に合っているのか”と悩んでいるプレイヤーも少なくないだろう。ここでは、フェンダー・ビンテージ・スタイルの4シリーズの特徴を解説する。
前身のVintageシリーズから数えれば1982年より継続中の長寿シリーズで、2018年に後継のAmerican Originalに座を譲るが、2022年にAmerican Vintage IIとしてリバイバルを果たした。1950~70年代に発表された名器の中から特定年のモデルをピックアップし、当時の仕様を余すところなく再現。コロナ工場で生産されるビンテージ・リイシュー・モデルとしてはフラッグシップに位置づけられる。
エンセナダ工場で製造されるビンテージ・スペックを持つラインとしては、Classic(1998~2018年)、初代Vintera(2019~23年)に次ぐシリーズ第3弾として2023年発表。特定の年代ではなく、50年代、60年代、70年代といった10年スパンで時代ごとの特徴に焦点を当てつつ、現代のニーズに合ったスペックを搭載。定番を踏まえながら、カスタム・カラーやレア・スペックなども網羅している傾向にある。
日本製フェンダーの新たなシリーズとして2020年に発表。フェンダーの歴代名器の中から約10年刻みで各年代ごとの特徴にフォーカス。USA製品のプロファイリング・データをもとに設計し、ボディやネックのシェイプなども各時代の仕様を忠実に再現している。なお同シリーズの開発監修は元カスタムショップのマスタービルダーで、現在フェンダー製造技術部門ディレクターのマーク・ケンドリックが担当した。2023年限定で製作されるフィニッシュ“2023 Collection”などのコレクション・モデルもラインナップしている。
1982年に始まった日本製フェンダーの記念すべき35年目となる2018年に発表したシリーズ。各モデルは50s、60s、70sに、Late 60sを加えた4つの時代ごとに構成され、各年代ごとの特徴を日本工場の高い技術によって忠実に再現。剛性と鳴りを高めるロースト加工をネックに施した限定モデルもラインナップしている。開発にあたり、シニア・マスタービルダーのクリス・フレミングが監修を担当。2023年限定で製作されるフィニッシュ“2023 Collection”などのコレクション・モデルもラインナップしている。
現行のビンテージ系ストラトキャスターを鷲山和希(Suspended 4th)の試奏で聴き比べる無料イベントが、12月20日(水)に東京・FENDER FLAGSHIP TOKYOで開催!