フェンダー・カスタムショップより、テキサス出身のブルース・ロック・ギタリスト、タイラー・ブライアントの初となるシグネチャー・モデルが登場した。

　タイラー・ブライアントは、新進気鋭のテキサス・ブルース・ギタリストとして頭角を現した後、そのソウルフルなギターで瞬く間に独自の地位を確立。現在、タイラーは信頼できる相棒でもあるストラトキャスターを手に、自身のバンド “The Shakedown” と共に世界中をツアーしている。タイラーの燃えるようなリード・ギターと、うなるようなリフを生み出すのは、自身のこだわりが随所に見られる使い込まれたシェル・ピンクのストラトキャスター。ラッカー・フィニッシュをまとった2ピースのセレクト・アルダー・ボディに、スラブ・ローズウッド指板を組み合わせたメイプル・ネック、カスタムショップのビンテージ・シンクロナイズド・トレモロは、すべて60年代初期の仕様となっている。一方で、リアに搭載されたショウバッカーとハンドワウンド '60sストラトキャスター・ピックアップのコンビネーション、彫刻模様が施された1プライのアルミ・ピックガードなど、タイラーの演奏と同様にユニークで誇り高き佇まいを醸し出している。その他、9.5インチ・ラジアスの60年代オーバル “C” ネック・シェイプに、21本のナロー・トール・フレット、 ボリューム／トーン／トーン配線、5ウェイ・ピックアップ・セレクター、ビンテージ・スタイル・チューニング・マシン、ボーン・ナット、シングル・バタフライ・ストリング・ツリーを装備。デラックス・ハードシェル・ケースとビンテージ・スタイルのレザー・ストラップ、正規製品証明書が付属する。

タイラー・ブライアントのコメント
　フェンダーは、これまでの音楽人生で僕に感動を与えてくれた多くのサウンドに不可欠な存在なんだ。今回、フェンダー・カスタムショップとタッグを組んでパーフェクトなストラトキャスターを作ることができたのは、まさに夢のような話だよ。僕たちのインディーズ・レーベル、Rattle Shake Recordsの最新作で、もちろんシェルピンクのレコードでリリースされる『Dirty Work』では、このギターをメインで使ったんだ。このギターはスタジオとツアーで徹底的にテストされたもので、正直、これ以上のツールはないと思っている。ビンテージ・スタイルのネック・シェイプからカスタムワウンドのピックアップまで、細部まで完璧に作られているからね。このギターは僕のサウンドとスタイルを具現化したもので、その魔法と多様性を皆に体験してもらうのが待ち遠しいよ。