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- 2024/11/25
JHS Pedals / Artificial Blonde
アメリカのハンドメイド・エフェクター・ブランド “JHS Pedals” より、新たなモデルとしてモジュレーション・ペダル「Artificial Blonde」と、3シリーズの「OCTAVE REVERB」「HARMONIC TREM」が登場した。
「Artificial Blonde(アーティフィシャル・ブロンド)」はシンガー・ソングライター/ギタリスト、マディソン・カニンガムのシグネチャー・ペダル。2ndフル・アルバム『Who You Are Now』(2019年)のレコーディングを機に、JHS Pedalsのエンペラー(コーラス/ビブラート)を導入。その後、ライブでも多用していく中で、JHS Pedalsはマディソンの使い方によりマッチした試作品を開発。ライブやセッションでの約1年間の使用を経て、正式リリースが決定した。その概要は、3Dピッチのビブラート・サウンドという非常にシンプルなもの。しかしながら、セカンダリー・フットスイッチで2つのスピード/デプス・プリセット・セクションを切り替え可能となっており、ライブで使いやすい仕様となっている。
3シリーズは、品質を損なうことなくハイ・コスト・パフォーマンスでシンプルな操作性のペダルを実現するためにデザインされたコレクション。ミズーリ州カンザスシティにあるJHS Pedalsのファクトリーにて、高品質なパーツを使用し、細部にまでこだわり抜いて生産されている。各ペダルは3つのシンプルなコントロールと1つのトグル・スイッチで構成されており、ビギナーからプロまで使用できる幅広いサウンドを提供する。
1980年代初頭にブライアン・イーノが考案し、U2の名盤『焔(The Unforgettable Fire)』(1984年)などによって普及していったエフェクト “シマー(Shimmer)” は、アンビエント・リバーブとリバーブの減衰におけるオクターブ・エフェクトをミックスしたもの。このシマー・エフェクトに独自のアレンジを加えた「OCTAVE REVERB(オクターブ・リバーブ)」は、ギターでパッドやテクスチャーを作りアンビエント空間を満たすことができる。トグル・スイッチをアップ・ポジションに切り替えるとアッパー・オクターブ・サウンド、ダウン・ポジションに切り替えるとロー・オクターブ・サウンドが得られる。
1960年、レオ・フェンダーはマンドマスターとビブラソニックという2つのアンプに “ハーモニック・トレモロ” と呼ばれる回路を導入(ピッチ効果ではなくボリューム効果だったため、このネーミングはのちに誤記とされた)。これは、アンプの信号を高域と低域に分割して出力を切り替えることで、ユニバイブのような効果を得ることができた。「HARMONIC TREM」は、レオ・フェンダーによるその革命的なエフェクトをペダルで実現。 トグル・スイッチをアップ・ポジションに切り替えると魅惑のアンプ・トレモロ(信号の増減に伴うトレモロ)、ダウン・ポジションに切り替えるとハーモニック・トレモロ効果が得られる。
価格:オープン
価格:オープン
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