ダークグラス・エレクトロニクスは、ベース用アンプ・エフェクターに特化したブランド。フィンランドにて、すべてハンドメイドで製作されている。今回新たに登場したのは、同ブランドのトラディショナルなディストーション回路のうちの一つをコンパクトな筐体に収めたペダルだ。

　「Microtubes B1K CMOS Bass Overdrive」は、小型でありながら直感的で簡単にアクセスできるコントロールと、重厚なトーン・キャラクターを兼ね備えている。本体トップ面の2連ノブで「レベル」と「ドライブ」を調整、裏面にはトリム・ポットで調整できる「トーン」と「ブレンド」、ディップ・スイッチで設定可能な「グロウル」と「ミッド・ブースト」を装備。ボトム・パネルはマグネット式となっており、簡単に開閉できる。「トーン」ノブは、高域成分を調整する3kHz～8kHzの可変ローパス・フィルター。「ブレンド」ノブは、クリーンなインプット信号とオーバードライブされた信号をミックスする。クリーン信号はユニティー・ゲインに固定され、オーバードライブ信号のボリュームは「レベル」ノブで設定されるため、ブレンド比率を細かく設定可能（時計回りでクリーン・シグナルがブレンドされる）。また、ディップ・スイッチの「グロウル」は低音域をブーストし、音を大きく太くする。「ミッド・ブースト」は、300Hz～1kHzまでの帯域を6dBブーストすることで、他のパートに埋もれないベース・サウンドを生成する。