昨年、結成15周年を迎え、数々のワールド・ツアーやアリーナ公演を成功させてきたSCANDAL。このたび、前作から5年ぶりとなる新たなシグネチャー・モデルとオリジナル・ストラップが登場した。

　ボーカル＆ギターHARUNAの最新モデル「HARUNA TELECASTER BOOST」は、アークティック・ホワイトのボディにオリジナルのパール・バインディングが施され、シルバーでまとめられたハードウェアとマッチング・ヘッドも相まって美しい印象を与える。サウンド面では、ボディ材にマホガニーを採用し、アジャスト・マティックのブリッジと2基のショウバッカー・ピックアップとの組み合わせが、これまでになかったハードで太いサウンドを生み出す。また、メイプル・ネックにはサテン・フィニッシュが採用され、スリムなグリップとビンテージ・スタイルのフレットがスムーズな演奏性を実現。ボディ・バインディングと統一された指板のブロック・インレイも見逃せないポイントだ。“ブースト” のネーミング通り、ハードなナンバーはもちろん、バラードからポップなスタイルまで、バラエティに富んだSCANDALの楽曲に対応するためのHARUNAのこだわりが凝縮されたテレキャスターに仕上がっている。

HARUNA TELECASTER BOOST

　リード・ギターMAMIの最新モデル「MAMI STRATOCASTER OMOCHI」は、アーチ・トップとバインディングが施されたビンテージ・ホワイトのボディ・シェイプに、マッチングヘッドというオリジナリティ溢れるルックスが魅力。MAMI自身のデザインによる幾何学模様が刻印されたMamiカスタム・ハムバッキング・ピックアップは、深いディストーションからきらびやかなクリーン・トーンまで、驚くほど幅広いジャンルに対応する。ネックは、ロー・ポジションのモダン “C” からハイ・ポジションのモダン “D” に変化する、コンパウンバック・シェイプとコンパウンド・ラジアス指板の組み合わせ。ヒール・カットされたジョイント部と相まって、テクニカルなプレイ・スタイルにもフィットする。また、ハードなプレイの妨げにならないよう、通常のトーン・ノブの位置にマスター・ボリュームとマスター・トーンを配置し、チューニングの安定度が高い2点支持のトレモロ・ブリッジを採用するなど、ステージでの実用性を考慮。MAMIの理想を実現したストラトキャスターとなっている。なお、“OMOCHI（お餅）” は、ピックアップにデザインした和柄とボディ・カラー、そしてサウンドからMAMI自身がネーミング。第一印象の柔らかな見た目に加え、SCANDALの楽曲に欠かせないパワフルで芯のある音色と、お餅のように柔らかくしなやかなクリーン・トーンが特徴だ。

MAMI STRATOCASTER OMOCHI

　ベーシストTOMOMIの最新モデル「TOMOMI JAZZ BASS」は、伝統的な印象でありながら木目が透けたオリジナル・カラー “クリア・フィエスタ” を採用。ミント・グリーンのピックガードとクリーム色のピックアップ・カバー、1960～61年というごく初期のジャズ・ベースに見られるスタック・ノブの組み合わせにより、今までにない個性的なルックスに仕上がっている。サウンドは、アルダー・ボディにビンテージ・スタイルのブリッジを搭載し、ピュア・ビンテージ '64シングルコイル・ジャズ・ベースによって太くコシのある王道の音色をアウトプット。ネックには、アメリカン・プロフェッショナルIIと同様のスリム “C” グリップと9.5インチ・ラジアスというモダンな要素を取り入れ、演奏性の向上を図っている。その他、ヒール・カットされつつもジョイントの強度を増した5点留めのネック・プレートや、あえて逆巻ではないチューナー（フェンダー・ロゴ入りピュア・ビンテージ '70s）を採用するなど、ビンテージ・スタイルの中にモダンな要素をバランスよく取り入れ、TOMOMIのこだわりを実現したジャズ・ベースに仕上がっている。

TOMOMI JAZZ BASS

　「SCANDAL オリジナル ストラップ」は、HARUNA、MAMI、TOMOMIの3人が自身のシグネチャー・モデルに合わせて使うことを前提に、仕様やカラー、デザインを監修。クオリティの高いUS製のストラップには、レリック加工を施したユニークで高品質なレザーを使用し、前面にはフェンダーとSCANDALのロゴが刻印されている。合わせる楽器の色や服を選ばない “ブラック”、レリック加工とも相性の良い繊細な印象の “ホワイト”、サンバーストやナチュラル・カラーとも好相性で温かみのある “ブラウン” の3色展開。

SCANDAL オリジナル ストラップ（White, Brown, Black）