国内最大のピック製造会社であるIKEDA PICKSがプロデュースするピック・ブランド、MASTER 8 JAPAN。数々の国内外有名アーティストのモデルを製作してきたその技術で、それまでの市場になかった仕様や新素材を取り入れた画期的なピックをリリースして多くのユーザーを獲得している同社から、画期的なピックが登場し、4月9日から販売される。

VPS PICK

VPS PICK

　ピックの種類や形状にはさまざまなものがあるが、“指に装着するタイプ”というと、“親指”に装着するサムピックを思い浮かべる人が多いだろう。このたび発売されるVPS PICKは“人差指”に装着するタイプとなっており、従来のフラットピックによるストローク・スタイルと3フィンガー・アルペジオなどの指弾きを瞬時に切り替えることが可能。製品名の“Various Picking Styles”が示すとおり、演奏表現の可能性を格段に広げてくれるアイテムだ。ギタリストはもちろん、ピック弾き、2フィンガー、スラップをシームレスに切り替えながら演奏できるということで、ベーシストにとっても要注目のピックだ。

　ピックの素材は、優れた剛性と音の立ち上がり、弦離れを実現する最新素材のINFINIX-Uを採用。指の大きさに合わせてLARGEとMEDIUMの2種類がラインナップしている。価格はいずれも220円（税込）。

VPS PICK 共同開発者：奥山尚佳 氏 コメント

　アルペジオ・スラップ時はまるでピックが消えたように、ピッキング時には最初からそこにあったかのように奏者に寄り添い存在感を変える。そんな理想のピックを目指し、池田工業さん（MASTER 8）と何年も試行錯誤を重ね共同開発をさせていただきました。サムピックや爪弾きではどうしても思い描く音が出ない、そんな悩みをお持ちの方にはきっとこのVPSピックが力になってくれるはずです。

[奥山尚佳 Official Web Site: https://okku.info/]

“Pick for Creative” Collaboration

“Pick for Creative” Collaboration

　もうひとつ新たに登場するのは、“Pick for Creative” を掲げた新プロジェクトによるピック。同プロジェクトは、ピックを小さなキャンバスと見立て、そこにアートを融合させるというもので、さまざまなクリエイターとの共作による、デザイン性と演奏性を両立した製品をリリースしていく。その第一弾は、“浮世絵×現代カルチャー”をテーマにアパレル・ブランドや飲食店とのコラボレーションを展開している“NAO YOSHIHARA”とのタッグによるもの。ピックの材質はハード・ビニール・ナイロン、形状はトライアングル、厚さは1.0mmで、ポップな浮世絵テイストの絵柄が2種用意されている。価格はいずれも110円（税込）。