アコースティックエンジニアリングが手がけた“理想の音楽制作を実現する”環境
- 2024/11/25
Gretsch / G5420T Electromatic Classic Hollow Body Single-Cut with Bigsby
グレッチ・エレクトロマティック・シリーズのホロウ・ボディ・モデルが一新。クラシック・ホロウ・ボディとして、新たに5機種が登場した。いずれも、50~60年代の伝統的なグレッチのサウンドとスタイルにインスパイアを受けたモデルで、現代的な演奏性を備え、ネクストレベルを目指すギタリストに最適だ。
50年代後半のビンテージを参考にアップデートした美しいアーチを装備。そしてラミネート・メイプル・ボディと、ホロウ・ボディの響きを維持しながらも不要なフィードバック・ノイズを軽減する、まったく新しいトレッスル・ブロック・ブレース設計を採用している。ボディ・トップとバックの間に強度の高い接着を施したトレッスル・ブロック設計は、より的確でスナップの効いたトーン、より伸びやかでスピーディなレスポンスが特徴だ。
そして、新開発のFT-5Eフィルタートロン・ピックアップは、よりタイトな低域とオープンな高域が特徴で、現代の音楽シーンにもマッチするパワフルなサウンドを実現。また、握りやすい “C” シェイプ・ネックが、これまでにない高い演奏性を提供する。そのほか、トレブル・ブリード・サーキットとマスター・ボリュームを含む、さまざまなアップグレードが施されたコントロール部や、特大のバウンドFホール、マルチ・プライ・ボディ・バインディング、バインディング加工された50年代後半の小ぶりなG6120ヘッド・ストック、ビンテージ・スタイルのオープン・バック・チューニング・マシン、グラフテックのニューボーン・ナット、パーロイドのeoクラシック・サムネイル指板インレイ、安定したアジャスト・マティック・ブリッジ、ビグスビーB60ビブラート・テイルピースなどを装備。
カラーはエアライン・シルバー/アズール・メタリック/オレンジ・ステイン/ウォルナット・ステインの4種類となっている。
ゴールドのハードウェアを備えたダブル・カッタウェイ・モデル。指板インレイはパーロイドのハンプ・ブロックを採用している。ほかのスペックは「G5420T Electromatic Classic Hollow Body Single-Cut with Bigsby」と同様。カラーはオレンジ・ステイン/スノークレスト・ホワイト/ウォルナット・ステインの3種類。
60年代に旋風を巻き起こした時と同じく、フル・ホロウ・ボディにゴールドのハードウェアを採用。「G5422TG Electromatic Classic Hollow Body Double-Cut with Bigsby and Gold Hardware」の12弦バージョンで、グレッチGカットアウト・テイルピースを装備している。カラーはシングル・バレル・バースト/ウォルナット・ステインの2種類。
G5420Tの左利きバージョン。仕様はG5420Tとほぼ同じだが、テイルピースがG5422G-12と同じグレッチGカットアウト・テイルピースが採用されている。カラーはオレンジ・ステインのみ。
G5422TGの左利きバージョン。G5422TGと仕様はほぼ同じでテイルピースがG5422G-12と同じグレッチGカットアウト・テイルピースが採用されている。カラーはスノークレスト・ホワイトのみ。
グレッチ・ジャパン公式サイトにてシンガーソングライターReiのインタビューが前編、後編に渡って公開されている。ぜひご覧いただきたい。
── 以下、インタビュー後編より抜粋 ──
(シングルカットのG5420Tについて)
Rei まず、フィニッシュにラメが入っていて華やかですね。音は3本の中でこれが一番好みです。すごく身の詰まった感じです。
── コシがあるというか。
Rei はい。これはより豊かなサステインとフィードバックの軽減を叶えるトレッスルブロックブレイシングなんですかね。グレッチのブレイシングも歴史と共に進化しているので、その隠れた向上心によって時代にフィットした音が誕生していると思うとなんだか感慨深いです。
── ええ。
Rei チェット・アトキンスがエンドーサーとして、50年代にジミー・ウェブスターと一緒にグレッチが開発したギター(通称Dark Eyes)を始めとする、飽くなき探究心は革新的だと思うんですよね。目には見えないことだけど、すごく音楽に反映されていると思うんです。こういうギターって、ハウリングがあるだけでかなり弾きづらいですよね。それがブレイシングだけで解消されたという点でもすごく革新的だったと思うし、かつ音の伸びもちゃんと補填しているところは目を見張るものがあります。ちなみにブレイシングの素材はスプルースですか?
── そうです。
Rei そうなんですね。そういう仕様の違い、ブレイシングもそうですし、Broadkasterのセンターブロックもそうですけど、見えていない中身の部分への配慮が音に反映されていると感じます。特にこのギターはボディの大きさとか厚みもあると思うけれど、そういうトレッスルブロックの良さがすごく感じられました。音が詰まっている感じとか。
── 音色的にはこのシングルカット(G5420T)が一番気に入ったと。
Rei はい。すごく素敵なギターです。キラキラ入っているフィニッシュって何て言うんでしたっけ?
── アジュールメタリックです。
Rei カワイイですね。初めてグレッチを持つ人にお伝えしたいのは、普通に1ポジでオープンコードを弾いて、ビグスビーを揺らすだけで気持ちがいいっていうことですよ。
── 確かに! それで成り立っちゃいますよね。
Rei 上手い人が弾いている楽器の印象が強いから饒舌に弾けないとダメ、みたいに私も感じちゃうのですが、懐が深いというか、初心者でも気持ち良く弾ける楽器なんだなっていうのを、今このアフォーダブルなモデルを弾いてみて思いました。ビグスビーを揺らすためだけに買ってもいいと思いますね(笑)。
↓ 続きはこちらでお楽しみください
【前編】
https://www.gretschguitars.jp/blog/2022/1/rei-special-interview/1165/
【後編】
https://www.gretschguitars.jp/blog/2022/2/rei-special-interview-2/1166/
卓越したギタープレイとヴォーカルを持つシンガーソングライター/ギタリスト。幼少期をNYで過ごし、4歳よりクラシックギターを始め、5歳でブルーズに出会い、ジャンルを超えた独自の音楽を作り始める。2015年2月、長岡亮介(ペトロールズ)を共同プロデュースに迎え、1stミニアルバム『BLU』をリリース。FUJI ROCK FESTIVAL、SUMMER SONIC、RISING SUN ROCK FESTIVAL、ARABAKI ROCK Fest、SXSW Music Festival、JAVA JAZZ Festival、Les Eurockeennes、Heineken Jazzaldiaなどの国内外のフェスに多数出演。2017年秋、日本人ミュージシャンでは初となる「TED NYC」でライヴパフォーマンスを行った。2020年11月25日、専門学校 モード学園(東京・大阪・名古屋)CMソングの「What Do You Want?」、SOIL&“PIMP”SESSIONSとのコラボレーション楽曲「Lonely Dance Club」を含む2ndアルバム『HONEY』をリリース。2021年2月26日、1stアルバム『REI』のInternational Editionが、US/Verve Forecastレーベルより全世界配信。同年10月よりコラボレーションプロジェクト“QUILT(キルト)”を始動! 藤原さくらに続く第2弾として、長岡亮介(ペトロールズ)とのコラボナンバー「Don’t Mind Baby with 長岡亮介」を12月10日にデジタルリリース。
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