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- 2024/11/16
BOSS / DD-500
プロ・ギタリストが愛用するBOSSエフェクターの魅力をアツく語ってもらう連載。第27回目は、04 Limited Sazabysのギタリスト、HIROKAZ。
手に入れたのは4、5年前ですね。発売された頃だったと思います。もともと、ショート・ディレイとロング・ディレイを使い分けたくて、マルチ・エフェクターでその2パターンを作っていたんですよ。それぞれのエフェクトを使った時に、音のキャラクターが変わりすぎるとイヤだなと思って、そうしていたんです。でも、ちょっと音をいじるだけでも操作が大変で。そんな時、このDD-500に出会ったんです。
一番の魅力は使いやすさですね。凄く多機能なモデルなんですけど、わりと直感的に音作りができるんです。見た目もいいし、サイズも大きすぎないし、スイッチ自体もシンプル。音色も王道というか、扱いやすいのがいいですね。音にクセがあると、どうしても使いどころが限られてくるんですけど、いろんなディレイを買っては試した結果、今はこれに落ち着いてます。
普段はショート・ディレイとロング・ディレイの2つのセッティングをAとBのフット・スイッチに割り当てて、曲や気分に応じて踏み分けてます。エフェクト・ボードにはずっとオンになっているアナログ・ディレイがあって、出音には常に薄くディレイがかかっているんですけど、そこにさらにディレイを加えたい時に踏むイメージ。“追いディレイ”のショートとロングがあるという感じですね。特にゆったりとしたテンポの曲では必要になってきます。
DD-500は端子も豊富で、多機能なんですけど、操作がシンプルなので、初心者でも扱いやすいと思います。もちろんいろんな機能を駆使した凝った使い方もできますし、これだけ多機能なのに、価格的に優しいのもいいですよね。
本記事は、12月13日(月)に発売されるリットーミュージック刊『ギター・マガジン 2021年1月号』にも掲載されます。ぜひチェックしてみてください!
価格:オープン
HIROKAZ
ひろかず/1988年生まれ。4人組ロック・バンド、04 Limited Sazabysのギタリスト。愛用ギターはLPタイプのESP製レオン。