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- 2024/11/16
BOSS / CH-1
プロ・ギタリストが愛用するBOSSエフェクターの魅力をアツく語ってもらう連載。第26回目は、CHAIのギタリスト、カナ。
高校生の時、軽音楽部に入っていたんですけど、まわりにはBOSSのエフェクターを持っている人が多くて、みんなで貸し借りしていたんです。その中にCH-1もあって、当時からこのコーラスの音が好きでよく借りていました。自分のCH-1を買ったのは大学の時で、それからずっと同じものを使い続けていますね。選んだきっかけは、使いやすくて音が気に入っていたこともあるけど、この見た目! ポップなカラーとこの形が可愛くて、並べたくなるんです。
あとは、ペダルを踏んだ時にガチャってうるさい音がしないところもいい。静かな場面の“ここぞ”という時に、スイッチの音がするのがイヤなんですけど、そういうことがないのも、実際に使うプレイヤーのことを考えてくれているんだなと思う!
CH-1は、ツマミの調整具合で音の表情が幅広く変わるのが好き。ミュートをしながらバッキングする時も、リズムが出しやすいし、フレーズを弾いた時も、いい感じに音が揺れてくれるんです。そんな風に色んな場面で使えるから、ライブでもレコーディングでも、このコーラスをかけていることが多いですね。「アイム・ミー」や「あのコはキティ」、「Donuts Mind If I Do」では、深めにかけたりしています。
音色も気に入っていて、ギターが絶妙にオシャレに聴こえるんですよ。これをかけてると“あ、コイツ知ってんな、センスいいな”って思うから、オススメ(笑)。派手なプレイも大切だけど、カッティングやメロディ弾きで丁寧に音色を聴かせるのも大事だと思っていて。そういうプレイにCH-1はぴったりで、いつでもスマートにフレーズを聴かせてくれるんですよね。
本記事は、11月12日(金)に発売されるリットーミュージック刊『ギター・マガジン 2021年12月号』にも掲載されます。ぜひチェックしてみてください!
価格:オープン
カナ
かな/CHAIのボーカル兼ギタリスト。今年5月、米インディーズ・レーベル、SUB POPと契約し、3rd『WINK』をリリース。