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  • "夢の空間"を実現した自宅スタジオに大接近!

アコースティックエンジニアリングが手がけた"ドラムが叩ける"プライベート・スタジオ Vol.27

アコースティックエンジニアリング

“自宅で思いきり音を出したい!”、“いつでも楽器を鳴らせる環境を手に入れたい!”……自分のスタジオを持ちたい願望は、楽器を演奏する人ならば誰もが思うこと。そんな“マイ・スタジオ”の夢を実現してくれるのが、プロ用のスタジオやライヴ・ハウスの防音/音響工事も行う、アコースティックエンジニアリングだ。ここでは同社が手がけた“ドラムが叩ける”プライベート・スタジオにフォーカス! 今回は神奈川県在住の越宗紀一郎さん(ベーシスト)の自宅スタジオを紹介していく。

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CASE:27 神奈川県 越宗紀一郎さん宅スタジオ

大学の軽音楽部で結成されたバンド=SoulMenでベースを担当している越宗さん(画像左)。軽音楽部の先輩であるドラマーの増田さん(画像右)は在学期間は重なっていないが、数年前に行われた軽音楽部の同窓会に出席して越宗さんと知り合ったそうだ。こうした交流に、自宅スタジオが一役買っているのは間違いないだろう。

今は時間を気にせず練習できる

 今回取材させていただいた越宗紀一郎さんはベーシストで、学生時代に結成したバンドを今も趣味で続けており、2014年に新築した自宅の地下に、主にバンドの練習場所としてスタジオを作った。
 玄関横の階段を下りてドアを開けるとコントロール・ルームがあり、そこから鉄製の防音ドアを隔てて約12畳のスタジオが目の前に広がる。バンド演奏に必要な機材が整然と並び、プライベート感もある心地良い空間だ。

写真奥のセット付近がドライエリア(外壁を囲むように掘り下げられた空間)となっており、大きめの窓から外光が射し込む。壁の吸音パネルは上下に分かれ、間に張られた割肌のタイルが音を拡散させる。左上に設けられたCD棚も秀逸


 「ここを作る前はリハーサル・スタジオで練習していましたが、やはり仕事の都合でうまく集まれないことも多く、家にスタジオがあれば……と思っていました。今は時間を気にせず練習できますし、自分自身もベースの音をしっかり作り込めるので、理想的な環境です」(越宗さん)

スタジオ全体を見渡すことができる好ポジション。床はコンクリート浮床構造で、低域をタイトに引き締める

バンドにとっても個人にとっても理想的な環境

 バンド・メンバーだけでなく多くの音楽仲間が出入りしているこのスタジオ。常設ドラムの持ち主で、ときどき遊びに来てセッションをするという増田千代彦さんは「低音が回らないので気持ち良く叩けます」と、スタジオの音響に太鼓判を押す。


 「お互いの音も聴きやすくて、とてもいい感じです。自分の家にもこんな部屋が欲しいなと思いますね(笑)」(増田さん)

 今はバンドのリハーサルやセッションが主な用途だが、コントロール・ルーム周辺の設備を生かして今後はレコーディングもやってみたいと越宗さんは話す。

 「家にスタジオがあると、いつでも何かしたいときにすぐできるのでとても楽ですね。僕がいないときにメンバーが使ったりもしていますので、バンドと個人の両方にとって、作って良かったと思います」(越宗さん)

増田さんが所有する90年代のパールのキットを常設(スネアはラディック・ブレイクビーツ付属のもの)。ハイハット以外のシンバルも増田さん所有

窓はスタジオ側の開口部が広くなっている。コントロール・ルームからの視界を少しでも広げるための工夫だ。壁にはケーブルを通すための穴が空けられている

スタジオの手前に位置するコントロール・ルーム。正面の窓からスタジオ内とアイ・コンタクトが可能

階段下のスペースを収納部屋として利用。こちらも鉄製防音ドアでしっかりと遮音している

※本記事はリズム&ドラム・マガジン2019年10月号の記事を転載したものです。

アコースティックエンジニアリングとは?

 株式会社アコースティックエンジニアリングは、音楽家・音楽制作者のための防音・音響設計コンサルティングおよび防音工事を行う建築設計事務所。1978年に創業して以来、一貫して「For Your Better Music Life」という理念のもと、音楽家および音楽を愛する人達へより良い音響空間を共に創り続け、携わった物件の数は2,000件を超えている。現在も時代の要請に答えながら、コスト・パフォーマンスとデザイン性に優れ、「遮音性能」、「室内音響」、「空調設備」、「電源環境」、「居住性」というスタジオの性能を兼ね備えた、新しいスタイルのスタジオを提案し続けている。

株式会社アコースティックエンジニアリング

【問い合わせ】
TEL:03-3239-1871
Mail:info@acoustic-eng.co.jp
住所:東京都千代田区九段北2-3-6九段北二丁目ビル

HP:http://www.acoustic-eng.co.jp

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製品情報

アコースティックエンジニアリング

【問い合わせ】
株式会社アコースティック・エンジニアリング TEL:03-3239-1871 http://www.acoustic-eng.co.jp
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