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- 2024/11/16
BOSS / DD-6
プロ・ギタリストが愛用するBOSSエフェクターの魅力をアツく語ってもらう連載。第25回目は、Awesome City Clubのギタリスト、モリシー。
※DD-6は販売完了品。現行品はDD-8で、そちらにもWARP機能は搭載されている。
確か高校3年か大学1年の頃だったと思うんですけど、これが初めて買ったディレイなんです。当時、toeの美濃隆章(g)さんに憧れていて、彼が音を鳴らしながらツマミを動かして“ヒュイ~ン!”っていう効果音を出すのが、カッコ良いなって思っていて。それをやってみたくて手に入れたのがきっかけだったと思います。それ以来ずっとこれを使い続けていて、かれこれ15年以上になりますね。
それと、WARP機能の面白さに“これだ!”と思った記憶もありますね。ペダルを踏みっぱなしにすると、“ファンファン~”って効果音が出せて、それがすごく気に入っているんですよ。普段はボードの外に出して、左足でその音をすぐに出せるようにしてあります。ライブの曲間での寂しい時に踏んで間を持たせたりとか、そんな使い方もしていますね。
普段はレコーディングよりもライブで頻繁に使っています。BOSSのディレイはDD-500も持っているんですけど、そっちはメモリー切り替えができたりして、多機能なんです。でも、僕はライブ中にツマミの設定を変えたりしないので、ライブではDD-6、レコーディングではDD-500という使い分けることが多いですね。
ちなみに、僕はこのDD-6をボードの最後に置いているんですけど、内部のバッファーの効果なのか、その直後につないであるアンプ・シミュレーターの音がいい感じに丸くなるんですよね。
とにかくオススメはWARP機能。家でも遊べるし、ライブでも使えるし、ライブ中で会話に困った時にも踏めます(笑)。今でも好きですね。
本記事は、10月13日(水)に発売されるリットーミュージック刊『ギター・マガジン 2021年11月号』にも掲載されます。ぜひチェックしてみてください!
価格:オープン
モリシー
もりしー/Awesome City Clubのギターを務める。最新作は配信限定シングル「夏の午後はコバルト」。