AQUBE MUSIC PRODUCTS
- 2024/11/16
Aguilar/Effects
ベース用アンプ/エフェクター/オンボード・プリアンプなどを多数リリースし、シャープで現代的なサウンドで人気を集めているAguilar(アギュラー)。創業以来ベース・シーンを長年牽引し続ける同社の魅力を、アンプ篇・エフェクター篇の2回にわたり改めて探っていく。後篇では多彩なラインナップでジャンルレスに幅広いベーシストから支持される、エフェクター群を確認していこう。ゲストに迎えるのは、超絶テクニカルなベース・プレイがYouTubeやSNSで話題となり、近年特に人気を集める“謎”のベーシスト、Mutsumiだ。
まずAguilarのエフェクターを語るうえで欠かすことのできないモデルのひとつにアウトボード型プリアンプDB924がある。本機はディスクリートのFETによるオンボード型プリアンプOBP-1をスチール製の筐体に収めた創業初期の製品で、18V動作によってヘッドルームが高く、トレブル/ベースをそれぞれ18dBブースト可能なパワフルかつクリーンなプリアンプだった。フット・スイッチなどのバイパス機能がなく電源は2個の9V電池駆動のみとやや使いづらい面はあるものの、基本性能や信頼性の高さ、圧倒的な音質の良さなど、のちのペダル型エフェクター製品群に共通する“Aguilarの哲学”をすでに備えていた。
Aguilarのエフェクターは現在も創業当初と変わらずニューヨークの職人たちによって自社で製作されており、折り曲げのスチール製筐体を採用することで、信頼性、強度ともに申し分なく、外来ノイズ耐性も高い仕様となっている。また9V電池駆動の製品はGig-Saver Bypass 機能を搭載しているため、万が一の電池切れや電源のトラブルでも音が途切れない現場重視の実用的なシステムが採用されている。細かいところでは、2014年より前にリリースされたエフェクター製品は筐体の淵が干渉してL型プラグが利用しづらいという面もあったが、近年の製品はすべてのモデルでマイナーチェンジが施され、この問題は解消されている。
【Specifications】
●コントロール:コンプ、ゲイン、オン/オフ・スイッチ●入出力端子:インプット、アウトプット●電源:9Vアダプター●外径寸法:38.1(W)×92.7(D)×43.7(H)mm●重量:約200g●価格:30,800円
2021年9月発売のAguilar最新エフェクターDB599は、昨年発売のDB925と同サイズとなる超コンパクトなコンプレッサーだ。心臓部のコンプレッション回路はVCA方式を採用しており、COMPとGAINからなるふたつのコントロールによってスピーディなセッティングを可能にしている。スレッショルドはソフト・ニーでプリセットされているほか、アタック/リリース・タイムやレシオといったパラメーターもベース用に最適化されており、スタジオ機器並みにロー・ノイズかつ自然で音楽的なコンプ・サウンドを簡単に手にすることができる。
COMPは絞りきりでコンプレッションがゼロとなり、ノブを上げるほどレシオが大きくなるとともにコンプレッションが深くなる。GAINはコンプレッションによって減少した音量を取り戻すようにセットすると使いやすいだろう。なお、バイパスは機械式で、電源はセンター・マイナスのDCジャックによる外部供給のみとなっている。
COMPをゼロにしてもそれなりのコンプ感はあるように感じますね。COMPを上げるほどコンプレッションが強くなると同時に、アタックは速く、リリースは長くなってるのかな? エフェクトの幅が大きいわりに簡単にセッティングできるのが良いです。COMP全開だとシンセ・ベースのようなロング・サステインの特殊なエフェクトに使えるかも。COMPを2時まで上げて楽器のEQをトレブル強めにしてスラップするとYouTube受けしそうな派手めの音色になりますね(笑)。トータルの印象としてはTLCを強めにかけた感じかな? 音色の方向性はTLCと同じくミドルの豊かさや音の丸さがあると感じるし、自分としても違和感なく使えます。ノイズも少ないし筐体が小さいのも魅力ですね。
【Specifications】
●コントロール:レベル、スレッショルド、アタック、スロープ、オン/オフ・スイッチ●入出力端子:インプット、アウトプット●電源:9Vアダプター/9V乾電池●外径寸法:外形寸法:68(W)×140(D)×58(H)mm●重量:約520g●価格:41,800円
2010年初頭にリリースされた本機はTLC(トランス・リニア・コントロール:変圧器を活用した回路ではなく、直線性に優れたフィード・フォワード制御のVCA方式と思われる)と名付けられた独自の回路を採用したコンプレッサーだ。音楽的でありながらワイド・レンジで不必要に音色を変えることがなく、スタジオ機器なみの低歪み、低ノイズを実現する。LEVEL、THRESHOLD、SLOPE(レシオ)、ATTACK(アタック・タイム)からなる4つのコントロールにより実用的で幅広いセッティングが可能で、さまざまなプレイ・スタイルに柔軟に対応できる。ちなみにTLCは“Tender Love Care:「愛情を持って手を掛ける」などの意”の略語でもある。
これは高校生のときに入手して以来ずっと使っているのでよく知っています。いつもはATTACKとSLOPEを10時くらいにして少しだけアタックを残しつつ潰しすぎない感じでかけっぱなしで使ってますね。スラップでも指弾きでもそのままのセッティングで問題ないです。音が潰れすぎて楽器のニュアンスを消してしまう機種を使っていたこともあるんですけど、これは原音重視で少しだけ柔らかく温かみのある音色になりますね。それでいて音が前に出てくれるのも気に入ってます。
【Specifications】
●コントロール:ゲイン、トレブル、ベース、ミッド・フリケンシー、ミッド・レベル、マスター、プリ/ポスト・スイッチ、グラウンド/リフト・スイッチ、エンゲージ・スイッチ、AGSスイッチ●入出力端子:インプット、DIアウト、アウトプット●電源:18Vアダプター/9V乾電池×2●外径寸法:110(W)×133(D)×62(H)mm ●重量:約800g●価格:46,200円
バンドEQのオンボード型プリアンプOBP-3の回路を基に、Adaptive Gain Shaping(AGS)と名付けられたオーバードライブやDI機能を備えたプリアンプDI。同社の人気ベース・アンプTONE HAMMMERシリーズの基礎となったモデルだ。3バンドEQにはミドルの中心周波数が180Hz〜1kHzで可変できるセミ・パラメトリック方式を採用しているほか、AGSはEQとは別に独立してオン/オフができるなど、柔軟で幅広いサウンド・メイクが可能だ。XLRアウトはプリ/ポストEQやグラウンド/リフトも選択できる本格的なDI機能を持っている。電源は18V動作で、9V電池2個のほか、DC18Vの専用アダプター、XLRアウトからのファンタム電源でも動作する。
トレブルは痛すぎずスラップの抜ける帯域やキラキラ感が、ベースは温かみや太さなんかを出しやすくてトータルでも扱いやすくてやりすぎないEQだと思いました。音程感も良くて自然です。ミッドは自分ならフラットかカットで使うかな。ゲインは高めが元気で良い感じですね。AGSはミドルが豊かで自分的には好きな歪みです。キメが粗くて騒がしい系だけどオフにすると寂しくなるやつですね。歪みの傾向はアンプ系の歪みだけど、扱いやすさはエフェクター系って感じですね。
【Specifications】
●コントロール:トレブル、ベース、オン/オフ・スイッチ●入出力端子:インプット、アウトプット●電源:9Vアダプター●外径寸法:38.1(W)×92.7(D)×31.8(H)mm●重量:約200g●価格:24,200円
2020年9月リリースの本機は名機DB924を継承しており、ディスクリートのFETで構成されるオンボード型プリアンプOBP-1を基にコンパクトな筐体に収めた2バンドEQプリアンプだ。エフェクト・ボード内でもスペースを取らない幅約38㎜の超コンパクト・サイズはAguilar初の製品だが、筐体は従来機種と同様に堅牢なスチール製。コントロールはT(トレブル)とB(ベース)のふたつのみで、DB924と同様にカットなしの18 dBブーストのみとなっており、DB924にあったVOLUMEは廃されている。トレブル/ベースの中心周波数はそれぞれ4kHz/40Hzに設定されており、双方をブーストした場合のギャップは400Hz近辺となる。
オンにするだけでバッファー感があってキラッとしますね。アタックのキレが良くなるというか、つなぐだけでニューヨーク・サウンドって感じですね。多少のコンプ感もあるのかな。楽器がアクティヴならトレブルは上げなくても良さそう。少しブーストするだけでも飛び道具かなってくらいに楽器のキャラクターがガラっと変わります。でも、(楽器側のプリアンプをオフにして)パッシヴにすると印象がガラッと変わって使いやすいです。音色の変化が楽しいエフェクターですね。
【Specifications】
●コントロール:レベル、サチュレーション、プレゼンス 、コントゥアー、オン/オフ・スイッチ●入出力端子:インプット、アウトプット●電源:9Vアダプター/9V乾電池●外形寸法:68(W)×140(D)×58(H)mm●重量:約520g●価格:37,400円
本機はTONE HAMMERとは反対の経緯でベース・アンプAG500から派生したモデル。AG500に搭載されたサチュレーション・チャンネルに基づき設計されたオーバードライブだ。かつてはラック・マウント型のAGROも存在したが、本機はこれをペダル型に落とし込み2010年初頭に発売されたもの。チューブ・アンプのようなウォームなオーバードライブから過激なディストーションまで幅広い歪みを生み出せる。音色を左右するCONTOURは中心周波数900Hzで帯域幅が広めのディップの深さ、PRESENCEは4kHzの増減(-20dB〜+6dB)をコントロールし、ベースで最も重要な低音域を直接増減しないのが大きな特徴だ。
あ、最近っぽい歪みですね。SATURATIONは12時くらいでもかなり歪みますね。Aguilarでもこんな音が出るんだなぁ……ちょっと意外でした。低音もしっかり出るし、高域のカチッとした感じもあるし、ジェント系には最適なんじゃないでしょうか? レンジ感は損なわれないので逆に歪みを下げめにしてプリアンプ的にも使えそうですね。EQはふたつだけですけどCONTOURは“ドンシャリ”でPRESENCEは“こもるやつ”って感じに直感で音が作れるのが良いですね。
【Specifications】
●コントロール:レベル、ファズ、トーン、ブレンド、オン/オフ・スイッチ●入出力端子:インプット、アウトプット●電源:9Vアダプター/9V乾電池●外形寸法:68(W)×140(D)×58(H)mm●重量:約520g●価格:33,000円
2015年春にリリースされた本機は、モダンなイメージの強いAguilarとしては意外性のあるファズだが、そこは流石のAguilar。古典的なファズの音色を扱いやすく現代的にまとめている。シリコン・トランジスタによるファズの歪みとクリーンをブレンドできるのが最大の特徴で、ファズの歪み具合も、軽い歪みから壊れかけの機械のような破壊的な歪みまで、幅広い音色バリエーションが得られる。コントロールはLEVEL、BLEND、TONE、FUZZの4つで、TONEはクリーンにはかからず歪みだけにかかる仕様となっており、いわゆるトーンというよりも歪みのキャラクターを変化させるパラメーターとイメージすると音作りしやすいだろう。
とても分離感の良いファズですね。BLENDを最大にしても原音感というか芯があって、ロー感は損なわれずに常に存在感もありますね。あぁ、これ、かなり好きです(笑)、ノイズも全然気にならないし。自分ならソロの場面で使いますけど、低音が居なくならないのでプリアンプ的にも使えそうですね。例えばサスティンを伸ばしたいときなんかにBLENDを低めにして使うとか。音色は確かにファズなんだけど、ファズという言葉のイメージよりも断然使いやすいエフェクターです。
【Specifications】
●コントロール:ブレンド、ウィドゥス、レイト、インテンシティ、オン/オフ・スイッチ●入出力端子:インプット、アウトプット●電源:9Vアダプター/9V乾電池●外形寸法:68(W)×140(D)×58(H)mm●重量:約520g●価格:41,800円
2014年秋に発売された本機は、信号を遅延させるアナログIC(集積回路)であるBBD(Bucket Brigade Device)にAguilar独自の最新の回路技術を組み合わせることで、低音域を損なうことなく豊かで有機的な効果を生み出すアナログ・コーラスだ。コントロールは4つで、BLENDはクリーンとモジュレーションのかかったエフェクトとのバランス、RATEはスピード、WIDTHは変化量、INTENSITYは深さで、コーラスとしてはオーソドックスな構成なため、ノブを操作するうちに直感的に音作りできるだろう。また、TRSケーブルを用いることでステレオ出力することも可能。特にレコーディングや宅録では威力を発揮するだろう。
コーラスはソロとかタッピングとかアタックが出る場面でよく使うんですけど、これは透明度がピカイチですね。クリアでレンジも広くて……凄いなぁ(笑)。弾いたニュアンスがそのまま出てくれるし、歪み感がまったくないです。特にハイ・フレットで弾いたときの響きが綺麗で、アタックもしっかり残ってくれます。BLENDは基本的にはセンターが良さそうだけど最大でも全然アリですよね。RATEは遅めが好きですけど、セッティングによっては飛び道具にも使えますね。
<h3アナログ回路を用いた実用的かつ即戦力な一機
【Specifications】
●コントロール:レイト、カラー、オン/オフ・スイッチ●入出力端子:インプット、アウトプット●電源:9Vアダプター/9V乾電池●外形寸法:68(W)×140(D)×58(H)mm●重量:約520g●価格:33,000円
2018年のNAMMショウでお披露目された本機は完全なアナログ回路によるフェイザーだ。位相シフト回路は4段で、ベースに必要な低音域を損なうことなくクリアで深みのあるフェイズ・サウンドを得られるのが特徴。コントロールはRATEとCOLORのふたつのみで、ほかのAguilar製品と同様にノブがどの位置でも音楽的かつ実用的なエフェクト効果が得られるので、即戦力で導入しやすいアイテムと言えるだろう。RATEはモジュレーションの速度を変化させるが、COLORは一般的なフェイザーにおける“フィードバック”であり、前段へと帰還させる信号の量を変化させ、COLORを上げるほどサイケデリックでファンキーな“エグい”効果となる。
まず単純に良い音ですね。弾いていて気持ちいいです。ノブがふたつっていうのもシンプルでわかりやすい。それでいて音色バリエーションが結構あるのも良いですね。基本的にキレイな音色だけど、RATEとCOLORを両方上げるとかなりの飛び道具としても使えそうです。Aguilar製品全般ですけどノイズがなくて、音ヤセしなくて、クリアで……とても優秀ですね(笑)。低音感が損なわれずにエフェクト感はしっかりあるし、今どきのオシャレな音楽にも合いそうです。
【Specifications】
●コントロール:オクターヴ・レベル、クリーン・レベル、オクターヴ・フィルター、クリーン・トーン、オン/オフ・スイッチ●入出力端子:インプット、アウトプット●電源:9Vアダプター/9V乾電池●外形寸法:68(W)×140(D)×58(H)mm●重量:約520g●価格:33,000円
追従性に優れた独自回路により、1オクターヴ下で生成される信号を付加する完全アナログ設計のシンプルなオクターバーだが、クリーン/オクターヴそれぞれ独立してヴォリューム&トーンをコントロールできるのが大きな特徴だ。CLEAN TONEはシーソー型のEQであり、OCTAVE FILTERは周波数可変(80Hz-800Hz)でキレの良いLPF(ロー・パス・フィルター)となっており、タイプの異なるコントロールを組み合わせることで、シンプルなサブ・ベース・サウンドから攻撃的なシンセ・ベース風サウンドまで、幅広い音作りを可能にする。2009年10月発売で、プリアンプ以外のペダル型エフェクターではAguilar初となった製品だ。
エフェクトがエフェクトじゃないみたいに自然ですね。ニュアンスや音の太さも自然でオンにしているのを忘れるくらいです(笑)。メチャクチャ追従性が良くて、速いパッセージのフレーズにも余裕で付いてきてくれるので演奏のストレスがまったくないです。へぇー、凄いな、優秀ですね(笑)。セッティング次第でシンセ・ベースみたいな音色にもなりますけど、1オクターヴ下だけじゃなく、うえの音域にも倍音感が足されるように聴こえて、これはこれでカッコイイ音色ですね。
【Specifications】
●コントロール:ブレンド、スレッショルド、ベロシティ↓、ベロシティ↓、オン/オフ・スイッチ●入出力端子:インプット、アウトプット●電源:9Vアダプター/9V乾電池●外形寸法:68(W)×140(D)×58(H)mm●重量:約520g●価格:41,800円
文字どおりふたつのフィルターが同居するエンベロープ・フィルター。BLENDはそれぞれのフィルターの音量バランス、THRESHOLDはフィルターの入力感度、VELOCITY↑(上昇するフィルター)とVELOCITY↓(下降するフィルター)はそれぞれの移動スピードをコントロールし、BLENDをゼロか最大に振り切れば、いかにもオート・ワウらしい往年のファンク・サウンドが、ふたつのフィルターを混ぜれば従来機では得られない独特な効果を作り出せる。充分なエフェクト効果が得られながらもAguilar製品らしくロー・ノイズでレンジが広く、元の楽器のニュアンスを損なわない上品さを兼ね備えている点も特筆すべきポイントだ。
やっぱり基本的にはVELOCITY↑だけのほうがいかにもエンベロープ・フィルターぽい音色になりますけど、VELOCITY↓もシンセみたいな音色でおもしろいですね。BLENDは絞り切りか振り切りにしてVELOCITYをどちらか単独で使うと音色もまとまって使いやすい印象はありますけど、どうやっても不自然なエフェクト効果にはならずにそれなりに使える音色になるのはさずがですね。飛び道具として使うのはもちろんですけど、バッキングでも安心して使えそうなのが良いですね。
試奏を終えたMutsumiに、Aguilarペダル全10機種を改めて振り返ってもらった。
Aguilar製品はTLCを長いこと使っていることもあって、丈夫で壊れない、堅実でおとなしいキャラクターのブランドなのかなって思っていたんですけど、10製品を弾いてみたら音色についてはかなり攻めたエフェクトを作れる機種もあって、結構ブランド・イメージが変わりました。全製品に共通して言えるのはノイズが少ないってことと、どんなセッティングにしても音色が崩壊しないってことですね。どれもベースらしい芯の部分や低音感がありつつ、ミドルが豊かで温かみもあって、特にCHORUSAURUSとか、クリアでキレイな音色だと感じた機種が多かったです。
歪み系のエフェクターについてはTONE HAMMERも含めてどれも歪みのキャラクターが違うと思うんですけど、全部好きですね(笑)。特に気に入ったのはAGROとFUZZISTORかな。AGROは時代を先取りしすぎていたんじゃないですか(笑)? すごく今風の音色でフレーズも見えるし、ライン直でもキレイに録れそうです。これだけ歪んでいるのにノイズがゼロなのもビックリですね。BLENDのある機種はどれも機能は違うけど使いやすかったので、AGROにもBLENDがあったらもっと良いかもしれないですね。FUZZISTORについては従来のファズ系の歪みはハイが出過ぎてうるさい印象がありましたけど、ファズっぽさがありながら音がつながって聴こえるのが最高でしたね。
Mutsumi
ムツミ●6弦ベーシスト。自身のYouTubeチャンネルやSNSでのハイ・テクニカルなベース・プレイ動画がきっかけとなり話題となる。またラウド・ロックとEDMを融合させたプロジェクト、MAD P.O.Pでも活動しており作曲も担当している。知名度が上がった今もなお顔を表に出さずに活動しているため、謎多きベーシストではあるものの、今注目を集める若手ベーシストのひとりだ。