サンズアンプの機能に加え、ディレイやリバーブなども内蔵した「FLY RIG 5」。そのベース版として2016年に発売された「BASS FLY RIG」が新しくなって再登場。

　「BASS FLY RIG V2」は、オール・アナログのサンズアンプ真空管アンプ・エミュレーション回路を搭載。今回新たにドライブ・ノブが2つになり、2種類の設定を切り替えることができるようになった。そしてキャラクター・ノブはボタン式のスイッチに変更され、従来のBDDIにアンペグが追加。音色の幅が、より強力に広がっている。さらに、2つの独立したレベル・コントロールも装備。12dBのブースト／カットが可能な3バンドのアクティブEQと、トップ・エンドをよりクリアにするバイト・スイッチも健在だ。

　コンプには、50～60年代からの古いアナログ技術であるFETを採用。より暖かく、より透明で、より音楽的なサウンドが楽しめる。オクタフィルターは、ダイナミックにフィルタリングされたクリーン、ファズ、オクターブに加え、オクターブとファズの同時使用も可能。コーラス／チューナーも、引き続き搭載されている。
　そして、新たにエフェクト・ループ（センド／リターン端子）を搭載。他のエフェクターとの併用も、とてもしやすくなっている。ベース用マルチ・エフェクターの定番モデルとして、ビギナーからプロ・ユースまで幅広く活躍してくれるはずだ。