アコースティックエンジニアリングが手がけた“理想の音楽制作を実現する”環境
- 2024/11/25
BOSS / EURUS GS-1
BOSSより、先進的なシンセサイザー・テクノロジーを搭載し、無限の表現力を備えた “エレクトロニック・ギター” が登場した。価格はオープン・プライス、発売は2021年9月を予定している。
「EURUS(ユーラス)」のコンセプトは、かつてないサウンドの可能性を提示するエレクトロニック・ギター。「EURUS GS-1」は、BOSSの40年にわたるギター・シンセサイザー技術と、細部にまでこだわり設計されたモダン・スペックのカスタム・ビルド・ギターの融合により誕生。iOS/Androidの専用アプリ「GS-1 Editor」を用いることで、幅広い “タイプ” と “バリエーション” からサウンドを選択できる。気に入ったサウンドはギター本体のノブに6つまで保存でき、いつでも手元で切り替えが可能。また、設定したシンセサイザー・パラメーターを調節できるSYNTH CTLノブも搭載。すべてのサウンドにおいて、演奏の妨げとなるレイテンシーや誤発音は存在しない。さらに、「GS-1 Editor」でシンセサイザー・サウンドを自在にカスタマイズ可能。トーンやレゾナンスなど各種パラメーターを調節することで、幅広いサウンドが構築できる。ギター本体のSYNTH CTLノブにも好きなパラメーターを割り当てることができるため、リアルタイムでサウンドを変化させることも可能だ。また、作成したサウンドはEditor内に保存し、いつでも呼び出すことができる。
オプションのワイヤレスMIDIエクスプレッション・ペダル「EV-1-WL」を使用すれば、足元でのコントロールも可能。「GS-1 Editor」から「EV-1-WL」のペダルやつま先部のスイッチにピッチ・ベンドやホールド、フィルターのデプス・コントロールなど、さまざまな機能が割り当てられる(最大2台のフットスイッチを増設し、追加で機能を割り当てることも可能)。これらの設定はサウンドごとに保存されるため、シンセ・リードではオクターブ・ベンドを用い、パッド・サウンドではゆっくりとフィルターを操作するなど、思い描くあらゆるプレイが実現可能となっている。
なお「EURUS GS-1」は、厳選されたコンポーネントを使用し国内で丁寧に組み上げられているため、ギターとしての高い完成度も魅力。モダンなオフセット・ボディは、スタイリッシュな印象と優れた重量バランスを両立。ローズウッド指板のネックにはコンパウンド・ラディアスを採用し、ロー・ポジションから24フレットまで優れた演奏性を備えている。ハードウェアには、ゴトー製の2点支持ブリッジとロック式ペグを採用し、滑らかなトレモロ・アクションと抜群に安定したチューニングを実現。また、本機のためにカスタム設計された2つのハムバッカー・ピックアップは、レンジの広いトーンを生み出す。5ウェイのピックアップ・セレクターにより、フロント/リア/ハーフ・トーン以外にも2種類のシングルコイル・サウンドが選択できる。
「EURUS GS-1」のギターとシンセサイザーそれぞれの回路は内部で完全に独立しており、シームレスに切り替え可能。手元のモード・スイッチを用いて、即座に通常のギター・サウンドとシンセサイザー・サウンドを切り替えられる。また、独立した2系統のアウトプットを装備し、それぞれのサウンドを個別の機材へ出力することも可能。さらに、ソフトウェア・アップデート用のUSB端子も装備している。
感性を刺激する次世代のエレクトロニック・ギター「EURUS GS-1」。その驚きのサウンドと演奏性をぜひ体感してほしい。
価格:オープン