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  • "夢の空間"を実現した自宅スタジオに大接近!

アコースティックエンジニアリングが手がけた"ドラムが叩ける"プライベート・スタジオ Vol.24

アコースティックエンジニアリング

“自宅で思いきり音を出したい!”、“いつでも楽器を鳴らせる環境を手に入れたい!”……自分のスタジオを持ちたい願望は、楽器を演奏する人ならば誰もが思うこと。そんな“マイ・スタジオ”の夢を実現してくれるのが、プロ用のスタジオやライヴ・ハウスの防音/音響工事も行う、アコースティックエンジニアリングだ。ここでは同社が手がけた“ドラムが叩ける”プライベート・スタジオにフォーカス! 今回ご紹介するのは、栃木県在住の山中康輔さん/郷子さんの自宅スタジオ。今回、ご夫妻に加え、バンドのドラマーにも“夢の空間”を語ってもらった。

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CASE:24 栃木県 山中康輔さん/郷子さん宅スタジオ

今回の取材に協力いただいた、山中康輔さん(写真右)、郷子さん (左)、山野 卓さん(中央)。この3人にヴォーカリストを加えた4人でバンド活動を行っている。山野さんは2代目のドラマーで、それまでロック色が強かったバンドの音楽性が少しずつ変わってきたと郷子さんは話す。「彼がもともとジャズ が好きなので、だんだんそっち寄りにシフト・チェンジして。私もずっと椎名林檎さんが好きだったので、おしゃれな感じとか、急に展開が変わるような曲をやるようになって......自分の首を絞めています(笑)」

ここが家の中で一番広い部屋なんです

  康輔さんがキーボード、郷子さんがベースで趣味のバンド活動を続けている山中さん夫妻は、2017年にマイホームを新築。以前は車で1時間かかるリハーサル・スタジオを利用していたそうで、「それに費やす時間とお金を考えると、家を建てるときには絶対スタジオを作ろうと思っていました」(郷子さん)「キーボードは場所をとるし、何台も持っていたので、楽器を置けて練習もできる部屋が欲しかったんです」(康輔さん)と意見が一致。「普通は奥さんが難色を示すことが多いと思うんですけど、うちは誰も止める人がいないので(笑)、スタジオありきで家を建てました。実際、ここが家の中で一番広い部屋なんですよ」(郷子さん)

バンド・メンバー4人が余裕で使える約9.6畳のスタジオ。中央のドラムはメンバーの山野 卓さん所有のもので、「江藤良人さんが栃木へライヴに来られたとき、僕の師匠を通じてこのセットをお貸ししました」。バスドラのフロント・ヘッドにはそのときにもらったサインが入っている

 バンドでドラムを担当する山野 卓さんは、10年前に購入したドラム・セットをここに置いて練習に通っている。「スタジオによってはドラムが嫌な響き方をするところもありますけど、ここはそういうことを全然感じません。PAの音も聴き取りやすいです」。スタジオ内にはプロジェクターとスクリーンを設置し、ネット動画を練習の参考にしたり、テレビを観るなどフル活用。「メンバー全員子育て中なので、「パプリカ」を流してみんなで踊ったり(笑)、年末にはこたつを持ち込んで、紅白を観ながら一緒に演奏したり歌ったりしました。子供達が大きくなったら一緒に音楽をやれたらいいですね」(郷子さん)。「レコーディングにも興味があるので、本格的にやってみたいです」(康輔さん)。「ここだと時間の制限がないから、多分終わらないんじゃないかな(笑)」(山野さん)。

郷子さんのベース収納はすべて壁掛けハンガーを利用。スタンドの入手が難しいアップライト・ベースもスマートに扱えるのがとてもありがたいそうだ

採光窓が2面に設けられ、十分な明るさを確保。天井の照明をスポット・ライトではなく直付シーリング型にしているのは、アップライト・ベースの演奏の妨げにならないようにという配慮から

ドラム・セットとスネアはカノウプスNV60-M1、シンバルはパイステ、イスタンブール、ジルジャン。「江藤さんが叩くと音が全然違って、自分はまだまだだなと思いました」(山野さん)

一般のロール・スクリーンをプロジェクターの映像投射に転用

出入り口は木製防音ドア×2枚。スタジオの中と外で内装イメージが統一されているのがわかる。ドアの横にはインターホンと連動したフラッシュ・ランプも

※本記事はリズム&ドラム・マガジン2020年1月号の記事を転載したものです。

アコースティックエンジニアリングとは?

 株式会社アコースティックエンジニアリングは、音楽家・音楽制作者のための防音・音響設計コンサルティングおよび防音工事を行う建築設計事務所。1978年に創業して以来、一貫して「For Your Better Music Life」という理念のもと、音楽家および音楽を愛する人達へより良い音響空間を共に創り続け、携わった物件の数は2,000件を超えている。現在も時代の要請に答えながら、コスト・パフォーマンスとデザイン性に優れ、「遮音性能」、「室内音響」、「空調設備」、「電源環境」、「居住性」というスタジオの性能を兼ね備えた、新しいスタイルのスタジオを提案し続けている。

株式会社アコースティックエンジニアリング

【問い合わせ】
TEL:03-3239-1871
Mail:info@acoustic-eng.co.jp
住所:東京都千代田区九段北2-3-6九段北二丁目ビル

HP:http://www.acoustic-eng.co.jp

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株式会社アコースティック・エンジニアリング TEL:03-3239-1871 http://www.acoustic-eng.co.jp
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