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  • "夢の空間"を実現した自宅スタジオに大接近!

アコースティックエンジニアリングが手がけた"ドラムが叩ける"プライベート・スタジオ Vol.23

アコースティックエンジニアリング

“自宅で思いきり音を出したい!”、“いつでも楽器を鳴らせる環境を手に入れたい!”……自分のスタジオを持ちたい願望は、楽器を演奏する人ならば誰もが思うこと。そんな“マイ・スタジオ”の夢を実現してくれるのが、プロ用のスタジオやライヴ・ハウスの防音/音響工事も行う、アコースティックエンジニアリングだ。ここでは同社が手がけた“ドラムが叩ける”プライベート・スタジオにフォーカス! 今回ご紹介するのは、東京都在住の井田知泰さんの自宅スタジオ。バンド練習&レコーディングも可能な“夢の空間”とは!?

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CASE:23 東京都 井田知泰さん宅スタジオ

中学2年生の頃にドラムを始め、サザンオールスターズ、チェッカーズなどをコピーしたのち、キング・クリムゾンやUKなどのプログレ・バンドにハマっていったという井田さん。最近はテリー・ボジオが一番好きなドラマーだそうで、セッティングが“拡張中”とのことだ。スタジオはバンドで入ることも多く、たまたま取材に居合わせていたメンバーの方は「音がデッドに鳴り過ぎないので、出音が聴き取りやすく、しっかりプレイに集中でますね。他の音もきっちり聴こえるのでアンサンブルしやすいんです」と語っていた

帰宅してそのまますぐに叩ける

 私はいわゆる“出張族”でして、家を長期間空けることがしょっちゅうなんです。月1〜2回しか自宅に戻って来ないので、そういう状態だとその(帰ってきている)間に“リハーサル・スタジオに行って練習しよう”とはならないじゃないですか。でもドラムは大好きなので、どうにかして叩ける環境は欲しくて。だから自宅スタジオを作ることはずっと考えていたんです。それで、最近になって自分の家を持とうと決めて、どうせなら“一戸建てで自宅スタジオも作りたいな”と思って。建売住宅を購入して1階部分にスタジオを作ろうと考えたんです。家探しは、ほぼ自宅スタジオがメインでしたね(笑)。そこから何社かに見積りをお願いしたところ、ドラム・マガジンを読んで知っていた、アコースティックエンジニアリング(以下AE)さんが、現実的な価格かつ唯一音の響きのこともちゃんと考えて提案してくれたので(AEに)決めました。あと、担当の方がドラマーなので、自分と同じ目線で提案してくれるというのも大きかったですね。

ドラム・セットの他にギター、ベース、アンプ類、PA機器などが並ぶ井田さんの自宅スタジオ。床はリハーサル・スタジオなどにも使用されている硬いビニール・タイル(塩ビ・タイル)という材が採用されており、バス・ドラムのスパーやギターのエフェクターなどで傷つける恐れがない上に、フローリングと比べてロー・コストに抑えられることもできるそう

 最初はとにかくドラムが叩けて録音もできるスタジオだったら良いな程度に思っていたんですけど、AEさんから、遮音はもちろんのこと、音の響き、吸音パネルのカラー・バリエーションとか、いろいろなことを提案してもらったら、“狭いけどバンドで練習がしたい”とか欲が出てきて(笑)、結果想像以上に良いスタジオができたと思います。それから、スピーカーやPA機器なども相談に乗ってもらって、自分で購入したものをAEさんに取りつけてもらったのも助かりました。工事中は出張ばかりで不在がほとんどでしたけど、対応良くやってもらえましたし、完成したときは感動しっぱなしでしばらくスタジオから出られませんでしたよ(笑)。しかも、AEさんが私と一緒にスタジオでドラム・セットを組んでくれて、すぐに音を確認することもできて(笑)。今は出張先から21時過ぎに帰宅して24時くらいまでスタジオに入ったりしています。帰ってすぐに叩ける……本当に夢の世界のようですね(笑)。

スタジオに設置された井田さんのドラム・セット。正面には鏡が設置されており、フォームのチェックなど、とても役に立っているとのこと

天井にはスピーカー2発がセット。さらに省スペースにするため、AEによって製作されたギターやベースなどを引っかけることができる専用のハンガーが設置されている

 音はすごく良いです。狭いので音がガチャガチャになるかなと思ったらまったくそんなことはなくて、自分の音もバンドの音もすごく聴き取りやすいですし、メンバーからも評判です。よく響きの悪い部屋でドラムを長時間叩いていたりすると、耳が疲れたりするんですけど、ここはいっさいないですね。バンドで1曲レコーディングしてみたんですけど、良い音で録れていますし、もっと腕を磨いて自分の音源が発信できるようになれると良いなと思っています。バンドの録音ってドラムがネックじゃないですか。セッティングとかいろいろと時間のない中で良いプレイをしなければならなかったり……。でもここはマイクも含め最初からセットされていますし、好きなだけ録れますから。

スタジオの出入り口となっている木製の二重扉。ここでの遮音性能はD-46という数値が得られている

都内の閑静な住宅街に建つ井田さんの自宅スタジオ。隣家との距離は非常に近いがこれまでに苦情が来たことはないという

※本記事はリズム&ドラム・マガジン2013年5月号の記事を転載したものです。

アコースティックエンジニアリングとは?

 株式会社アコースティックエンジニアリングは、音楽家・音楽制作者のための防音・音響設計コンサルティングおよび防音工事を行う建築設計事務所。1978年に創業して以来、一貫して「For Your Better Music Life」という理念のもと、音楽家および音楽を愛する人達へより良い音響空間を共に創り続け、携わった物件の数は2,000件を超えている。現在も時代の要請に答えながら、コスト・パフォーマンスとデザイン性に優れ、「遮音性能」、「室内音響」、「空調設備」、「電源環境」、「居住性」というスタジオの性能を兼ね備えた、新しいスタイルのスタジオを提案し続けている。

株式会社アコースティックエンジニアリング

【問い合わせ】
TEL:03-3239-1871
Mail:info@acoustic-eng.co.jp
住所:東京都千代田区九段北2-3-6九段北二丁目ビル

HP:http://www.acoustic-eng.co.jp

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株式会社アコースティック・エンジニアリング TEL:03-3239-1871 http://www.acoustic-eng.co.jp
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