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- 2024/11/16
BOSS / GT-1000CORE
プロ・ギタリストが愛用するBOSSエフェクターの魅力をアツく語ってもらう連載。第21回目は、9mm Parabellum Bulletのボーカル&ギター、菅原卓郎。
以前から宅録用にエフェクト・プロセッサーが欲しかったんですが、どれも筐体が大きいですし、機能を100%使いこなせないと思って躊躇していたんです。そんな時に、小型のGT-1000COREが発売されたんですよ。GT-1000を持っている滝(善充/g)からも“音が良い”と聞いていたので、手に入れました。
購入後に一番最初のプリセットであるPREMIUM DRIVEを試したんですが、あまりの音の良さにビックリしましたね。自分のアンプより音が良いとすら思いました(笑)。しかも、レスポンスが速い。僕たちのように曲のテンポが速くて、歪みを多用するバンドは、音の立ち上がりが遅いとサウンドが“ナマった”ように聴こえるんですよ。ピッキングに対して音がちゃんと付いてくるのは、とてもありがたいですね。
最新の使用は、新曲「泡沫」のレコーディングです。その時は少し変わったセッティングで、PREMIUM DRIVEを元にしてスピーカー・シミュレーターをオフに。そのままアンプにインプットしました。これだとアンプとGT-1000COREどちらのプリアンプも通るから推奨はされないだろうけど、すごく補正の効く歪みエフェクターのような感覚で使えました。今後はパワー・アンプ・インや4ケーブル・メソッドを試すとか、色々と実験しながら使っていきたいですね。
今のご時世、家にいる時間が増えて宅録熱が高まっている人が多いと思うんです。その際にギターの音作りで悩んでいる人はプロ・アマ問わず、GT-1000COREを試してみてほしいですね。そして、僕と同じような驚きを味わってほしいと思います。
本記事は、6月11日(金)に発売されるリットーミュージック刊『ギター・マガジン 2021年7月号』にも掲載されます。巻頭表紙特集は「浮雲(東京事変)」。ぜひチェックしてみてください!
価格:オープン
菅原卓郎
すがわら・たくろう●9mm Parabellum Bulletのボーカル・ギターを担当。ほかにもキツネツキなどで精力的に活動中。最新作は配信限定リリースの『Blazing Souls』。