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- 2024/11/16
アコースティックエンジニアリング
“自宅で思いきり音を出したい!”、“いつでも楽器を鳴らせる環境を手に入れたい!”……自分のスタジオを持ちたい願望は、楽器を演奏する人ならば誰もが思うこと。そんな“マイ・スタジオ”の夢を実現してくれるのが、プロ用のスタジオやライヴ・ハウスの防音/音響工事も行う、アコースティックエンジニアリングだ。ここでは同社が手がけた“ドラムが叩ける”プライベート・スタジオにフォーカス! 今回はヤマハのドラム講師を務める茨城県在住の後藤譲治さんの自宅スタジオを拝見していきましょう!!
プロ用のスタジオやライヴ・ハウスなどを手がける防音/音響建築の専門業者アコースティックエンジニアリングが設計した自宅スタジオで“好きな時間に思いきりドラムを叩きたい”という夢をかなえたドラマーを紹介しているこの連載。今回は茨城県に住む後藤譲治さんの自宅スタジオを尋ねた。
ヤマハでドラム講師を務めている後藤さんは浅草の生まれで、幼い頃からお囃子と同時に家でドラムも叩いていたという。「環境に恵まれていましたね。ずっと太鼓の人生です(笑)。ドラムという楽器自体も好きで、自分でラグを外してシェルにスプレーして色を変えたり、ヘッドにロゴを書いたり、ほんとにドラム小僧でした(笑)」。
そんな後藤さんのマイホームは今年2月に完成したばかり。防音室を作るのも当初からの計画で、自らアコースティックエンジニアリングに依頼し、住宅メーカーとのコラボレーション工事に至った。「設計を担当してくださった方もドラマーで、話が合いました。その出会いも大きかったですね。本当に信頼できる方で、具体的な仕様は全部お任せしました」。
音楽仲間とジャズ・バンドも組んでいる後藤さんの趣向に合わせて、室内の吸音は少なめに。高遮音仕様で重量のある壁に反射した音は、一味違う響きのようだ。
「驚いたのが、大きな音だけでなく小さい音まですごく綺麗に聴こえること。演奏していて気持ち良いのはもちろん、チューニングが楽しくて……いろんなスネアを試したいんですけど全然追いつかないくらい(笑)。バンドで鳴らした音もとても良いです」。
今は自分の練習時間をなかなか作れないのが悩みの種だそうだが、「夜、帰宅してからリラックスして叩く時間は最高」とのこと。「この部屋を作って、音楽とドラムがこんなに楽しいんだとあらためて悟りました。本当に感謝しています」。
※本記事はリズム&ドラム・マガジン2019年7月号の記事を転載したものです。
株式会社アコースティックエンジニアリングは、音楽家・音楽制作者のための防音・音響設計コンサルティングおよび防音工事を行う建築設計事務所。1978年に創業して以来、一貫して「For Your Better Music Life」という理念のもと、音楽家および音楽を愛する人達へより良い音響空間を共に創り続け、携わった物件の数は2,000件を超えている。現在も時代の要請に答えながら、コスト・パフォーマンスとデザイン性に優れ、「遮音性能」、「室内音響」、「空調設備」、「電源環境」、「居住性」というスタジオの性能を兼ね備えた、新しいスタイルのスタジオを提案し続けている。
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