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- 2024/11/16
BOSS / BCB-30、TU-3W、RV-5、RV-6
プロ・ギタリストが愛用するBOSSエフェクターの魅力をアツく語ってもらう連載。第20回目は、9mm Parabellum Bulletのギタリスト、滝 善充。
※BCB-30は販売完了。現在は後継機種のBCB-30Xが販売中。
このボードはサポートでギターを弾く時に使っています。実は私が一番オススメしたいBOSS製品は、このBCB-30なんですよ。海外公演の際にリュックに入れて機内に持ち込めるし、剛性も高いので凄く便利で。歪みはアンプで作るので、ボードにはリバーブだけを入れています。
まずRV-6ですが、4年くらい前にリバーブを探していた時に手に入れました。5台ほど試奏したんですが、これだけは“間違いなく使う”と思って買いましたね。透明感がある音や、アタックに対するスピード感の良さに加えて、色んなモードがついているのも面白くて。MODEは+DELAYで、LEVELは10時、TIMEは短めの8時、TONEはフィードバックの設定になるので、これも短めの10時にセッティングしてショート・ディレイ気味に弾く時に使用しています。
次にRV-5は、音のキャラクターと奥行きを持たせるために組み込んでいます。サポートとしてギターを弾く際に、バリエーションを広げつつ、高音域の少しガサっとした特徴的な音で“一癖”出すために使うことが多いですね。
この組み合わせは、私が参加した不楽、足る。(元[Alexandros]のドラマー、庄村聡泰の新プロジェクト)というバンドの「桜、咲くな。」の中盤で聴けますよ。たしか、RV-5は明るさを出すためにPLATEモード、RV-6はシンセっぽい音を出すためにSHIMMERモードにして使ったと思います。
このBCB-30にはペダルが3台ありますが、私にはこれで“1台のエフェクター”という感じがして、好きなんですよね。
本記事は、5月13日(木)に発売されるリットーミュージック刊『ギター・マガジン 2021年6月号』にも掲載されます。巻頭表紙特集は「ケヴィン・シールズ(マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)」。ぜひチェックしてみてください!
価格:オープン
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価格:オープン
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滝 善充
たき・よしみつ● 9mm Parabellum Bulletのギタリスト。そのほかenvy、キツネツキ、プロデュースなど幅広く活動中。