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FURCH / YELLOW OMc-ER short byアコギ・ソムリエ有田純弘

FURCH / YELLOW OMc-ER short

アコースティック・ギター・マガジンの看板企画ニューギア ・サウンドチェックが、動画で楽しめる“アコギ・ソムリエ有田純弘のニューギア ・チェック”として連載記事になりました。 2021年6月号 Vol.88からお届け!

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FURCH / YELLOW OMc-ER short

FURCH / YELLOW OMc-ER short

サイド&バックはグレードの高いインディアン・ローズウッド単板。豊かな倍音を演出する。

 フォルヒを代表する中堅モデルとでも言うべきイエロー・シリーズの、カッタウェイつきオーケストラ・モデル。625mmというショート・スケールとしてもやや短めのスケールを採用している。さらにトップ材のイングルマン・スプルースとの組み合わせで、ニュアンスに富んだプレイを身上とするプレイヤーにはうってつけの1本。

Arita's impression

低音がジワーッと伸びるのは
ショート・スケールのメリットかも。

 なんというか不思議なギターですね。脇に抱えた時にしっくりとフィットして、コンパクトなサイズの印象なんですが、ボディから出てくる音には深みがあります。低音がジワーッと伸びるのは、ショート・スケールのメリットかもしれません。弱いタッチに対してもレスポンスが良い。どんなコードを弾いてもバランスのとれた音で鳴ってくれます。ネックは太過ぎないラウンド・シェイプ。楽器と格闘する必要がなくて、自然体で弾けるギターです。

試奏動画プレイリストを公開中!

 前号から始まった本企画。アコースティック・ギター・マガジンVol.88ニューギア ・サウンドチェックに掲載している5本の演奏動画もYouTubeで公開中です。

アコースティック・ギター・マガジン 2021年6月号 Vol.88発売中!

AGM_cover88outline.jpg 本記事は、リットーミュージック刊『アコースティック・ギター・マガジン 2021年6月号 Vol.88』の記事を抜粋・転載したものです。今号巻頭特集はアコギで楽しむ大滝詠一の“ロ・ン・バ・ケ”。おまけとして大滝詠一名曲集の歌本(全13曲)も付録。さらに追悼トニー・ライス、復活のギルドUSAなども。ぜひチェックしてみてください!

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製品情報

FURCH / YELLOW OMc-ER short

価格:¥350,900 (税込)

【スペック】
●トップ:イングルマン・スプルース単板 ●サイド&バック:インディアン・ローズウッド単板 ●ネック:マホガニー ●指板:エボニー ●ブリッジ:エボニー
【問い合わせ】
スタジオエム TEL:0587-53-6416
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プロフィール

有田純弘(ありた・よしひろ)
1957年生まれ。84年に渡米し、翌年、U.S.ナショナル・バンジョー・チャンピオンシップにて優勝。一時期はボストンを拠点にジャズ、ブルーグラス、民族音楽などさまざまなジャンルで活躍、さらにはベラ・フレック、デヴィット・グリスマンを始めとした数々のビッグ・ネームと共演を果たした。92年にソロ・アルバム『Whale Dance』(Strictly Country Records:SCR-28)を発表。現在はギター、マンドリン、バンジョーなどあらゆる弦楽器を操るマルチ弦楽器プレイセッションに参加。洗足音楽大学ジャズコース講師を務める傍ら、鬼怒無月や竹中俊二とのトリオ“FRETLAND”などで精力的な活動を展開している。

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