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  • ワイヤレス機能を搭載した、究極のオールインワン・アンプ/エフェクト・プロセッサー登場!

井戸沼尚也が語るLine 6 POD Go Wirelessの魅力

Line 6 / POD Go Wireless

  • 制作:デジマート・マガジン 写真:星野俊 演奏・文:井戸沼尚也 動画撮影・編集:熊谷和樹 録音:嵩井翔平

オールインワン・タイプのアンプ/エフェクト・プロセッサーLine 6 POD Goにワイヤレス機能を搭載したPOD Go Wirelessが登場! ケーブルの呪縛から自由になったPOD Go Wirelessの実力についてギタリスト井戸沼尚也が迫る!

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Line 6 POD Go Wireless × 井戸沼尚也

Line 6 POD Go Wirelessの概要

Line 6 POD Go Wireless

 
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 POD Go Wirelessは、発売以来好評を博しているPOD Goに、ワイヤレス機能を搭載したモデルである。本体内蔵のワイヤレス・レシーバーと付属のRelay G10TⅡトランスミッターを使うことで、ケーブルのからみ、まとわりつき、音の劣化や断線といった気になる要素を一掃。ギタリスト/ベーシストにより自由で快適な演奏環境を提供する。

 トランスミッターをGUITAR INにセットすると、充電からチャンネル設定まで自動的に行ってくれる。余分な設定は不要で、トランスミッターをギター本体のジャックに挿すだけですぐに演奏を始められる。ピュアな24bitのサウンド・クオリティ、見通し約30mの伝送範囲をほこり、ステージでは心のおもむくままに動き回ることができるだろう。1回の充電で最長7時間の駆動が可能な点も、うれしいポイントだ。

 ワイヤレス機能以外は、POD Goと同等の扱いやすさとサウンドを持っている。操作性については、4.3インチ(11cm)の大型カラーLCDディスプレイ、8基のカラーLEDフットスイッチ・リング付きフットスイッチにより、どのフットスイッチにどんなエフェクトがアサインされているのか、一目で分かる扱いやすいインターフェースはPOD Goそのまま。また、Helix譲りのスナップショット機能を使えば、複数のエフェクトのオン/オフや微妙なパラメーターの設定変更も、1度のフットスイッチの操作で音切れすることなく行なえる。

 サウンドに関しても、POD Goと同じくHelixと同等のサウンド・エンジンを搭載しており、アンプ・モデル、エフェクト・モデルについてもその多くをHelixから継承。Line 6 Mシリーズや、DL4などのストンプボックス・モデラーの人気のエフェクトも搭載している上、ファームウェアのアップデートによってアンプやエフェクトが増えていくところも、大きな魅力となっている。

POD Go Wirelessnのリアと付属のトランスミッターRelay G10TII

井戸沼尚也's Impression

井戸沼尚也

快適すぎるワイヤレス

 私はLine 6 Helix Floorの愛用者であり、自宅ではRelay G10を使ってワイヤレスによる自由を満喫しております。「なんで?」と思う方は多いでしょうが、ズバリ、快適すぎるからです。自分の足や椅子にケーブルが絡まることなく、ギターを弾きながら立ったり座ったり飲み物を取りに行ったりできます。ケーブルの重量からも解放されます(ケーブルって意外と重いんですよ)。ケーブルを引っ掛けてほかのギターを倒したり、飲み物をこぼしたりすることもありません。しかも姿勢や、体幹を使ったグルーブにも好影響があると思っています。これを使わない手はありません。激しくステージで動きたいという人は、もちろん必携です。POD Go Wirelessには最初からワイヤレスのレシーバーが内蔵されているので、POD Go Wirelessだけで手軽にワイヤレスの快適さを享受できるのが良いと感じました。

トランスミッターG10TIIをGUTAR INに接続すると、充電とチャンネルの自動設定が可能

G10TIIをギターに挿すだけで自動認識され演奏できる

いともカンタンにワイヤレスの演奏が楽しめる

サウンドはHelixと遜色なし

 Helix Floorを使っている私から見ても、POD Go WirelessのサウンドはHelixと遜色ないものだと思いますが、Helixはよりプロフェッショナルな仕様で、複雑なルーティングや、多様なエフェクト群を使用したい人向けです。もっとシンプルに、ギターらしい良い音を気軽に楽しみたいという人には、POD Go Wirelessが向いているでしょう。

サイズ、軽さが魅力的!

 今は自宅で過ごす時間が増えて、ライブやリハーサルは減っているという人が多いと思います。しかし、機材を持ち運ぶ機会が減っていても、このサイズ、軽さはやはり魅力的です。自宅に置いておいても邪魔にならないですし、新型コロナが終息して、通常通りの音楽活動ができるようになったら、自宅で作りこんだ音を手軽に持ち出してそのまま使えるメリットは大きいと思います。

本体裏にはグリップが設けられ、持ち運びも容易

このサイズと軽さ。そしてサウンドは同社のフラッグシップ・モデルHelix譲りである


 POD Go Wirelessは、あなたのギター・ライフの快適さを格段に向上させる可能性を秘めたギアです。単純に、“マルチエフェクターにワイヤレスが付いた”といった認識では、POD Go Wirelessの実力を見誤ってしまいます。できれば、チャンスを作って楽器店でプリセットを順番に弾いてみてください。私が言っている意味が、伝わると思います。

POD Go / POD Go Wireless ホームスタジオ・サポートキャンペーン

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 期間中、POD GoもしくはPOD Go Wirelessを購入し、所定のフォームからお申込みいただくと、抽選で20名にモニタースピーカー、Yamaha MSP3をペアでプレゼント。さらに、外れた人の中から抽選で100名様にLine 6特製トートバッグ(コットン製)がもらえるキャンペーンを開催中です。この機会に自宅での演奏環境をグレードアップしてみてはいかがでしょうか。

キャンペーン期間:2021年3月25日(木)~2021年5月25日(火)
応募期間:2021年3月25日(木)~2021年5月31日(月)
キャンペーン対象商品:POD Go、POD Go Wireless
応募方法:ヤマハミュージックメンバーズ キャンペーン応募ページより

→ 詳細はこちらから

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製品情報

Line 6 / POD Go Wireless

価格:オープン

【スペック】
●アンプ・モデル:83 ●エフェクト・モデル:209 ●キャビネット・モデル:41 ●マイク・モデル:16(※v1.21時点) ●プリセット:256(2セットリストx32 バンクx4)●最⼤同時使⽤ブロック数:最大10(一部固定、 DSP使用量による)●シグナル・フロー:シリアル ●スナップショット:4(1プリセット毎)●インパルス・レスポンス(IRs):1024ポイントx128 ●グローバルEQ:3バンド・フルパラメトリック + ハイ/ロー・カット(可変)●メイン・ディスプレイ:4.3"/11cm カラー LCD ●フットスイッチ:ストンプ、プリセット、スナップショット、ルーパー ●フットスイッチ・モード:ストンプ、プリセット、スナップショット、ルーパー ●フットスイッチ・タイプ:ラッチング ●ルーパー・タイプ:6スイッチ、1スイッチ、シャッフリング ●ルーパー・メモリー(フル・スピード):40秒 モノ/20秒 ステレオ ●ルーパー・メモリー(1/2スピード):80秒 モノ/40秒 ステレオ ●1/4” インプット:Guitar、リターン(ステレオ)●1/4” アウトプット:メインL/R、Ampアウト、センド(ステレオ) ●エフェクト・ループ:1xセンド(モノ/ステレオ)、1xリターン(モノ/ステレオ) ●ヘッドホン:1/4" ステレオ ●MIDI:USB経由対応●オーディオ・インターフェース:4in, 4out リアンプ可 ●本体シャーシ:折り曲げスティール/ポリカーボネイト ●ペダル:アルミ合金 ●1/4" エクスプレッションペダル:EXP2 (Footswitch 7/8と切り替え) ●エクスターナルアンプ・アウト:G10TII内蔵 ●Relayワイヤレス・レシーバー:内蔵(最大30m、見通し良好な場合)●外形寸法:88(H)×230(D)×359(W)mm●重量:2.6kg
【問い合わせ】
株式会社ヤマハミュージックジャパン Line 6インフォメーションセンター TEL:0570-062-808 http://www.line6.jp
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プロフィール

井戸沼 尚也(いどぬま なおや)
1日5回デジマートを見る、機材大好きのギタリスト/レビュアー/ライター/ワウペダル奏者。大学在学中から環境音楽系のスタジオ・ワークを中心に、プロとしてのキャリアをスタート。 インスト・ファンク・バンドZubola Funk Laboratoryのメンバー。 2019年3月より、ドラムとギターのみの変態インスト・バンド「Ragos」を始動。

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