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- 2024/11/16
BOSS / CH-1
プロ・ギタリストが愛用するBOSSエフェクターの魅力をアツく語ってもらう連載。第19回目は、突然少年のギタリスト、カニユウヤ。
CH-1を導入したのは2年半くらい前です。もともと僕は歪みとディレイだけを使っていたのですが、それだけだとボードが殺風景な気がして(笑)。それで歪みとディレイの間に組み込みました。
モジュレーション系のペダルを極端なセッティングにするのが好きなので、これを飛び道具として使っています。だから、EQ以外のツマミはフルにしていますね。僕たちの音源だと「フロムアンダーグラウンド」のラスサビや「雨の日」の1サビ終わりのハーモニクスで踏んでいます。かなり過激な音色になっているので、聴いた瞬間にわかると思いますよ。BOSSのペダルはどれもスタンダードかつ本格的なサウンドから変態的な音まで出せるのも魅力で、“狂気を秘めた優等生”みたいなイメージがありますね。こうした両極端なサウンドをしっかりカバーしてくれるペダルって実はあまりないんですよ。
音作りの際にオススメなのは、RATEとDEPTHをMAXにして、そこから絞っていくという方法です。DEPTHを絞るほどコーラスの効きが薄くなるので、アルペジオやカッティングにピッタリなオシャレなサウンドも見つけられると思いますよ。ほかにはRATEとDEPTHのツマミにさえ気を配れば良い音が出てくれるので、ギター以外のことにも気を配らなければならないギター・ボーカルの人にもオススメです。
僕らはライブが多いので、自分で機材の手入れをするんですが、一番メンテが必要ないのがBOSSのペダルなんですよ。チリやホコリも入りづらいし、ダメージを受けやすいスイッチもカバーされている。こうした筐体の頑丈さも大きな魅力ですよね。
本記事は、4月13日(火)に発売されるリットーミュージック刊『ギター・マガジン 2021年5月号』にも掲載されます。巻頭表紙特集は「フェンダー・ムスタング」。ぜひチェックしてみてください!
価格:オープン
カニユウヤ
1996年生まれ。2012年に都立高校の軽音楽部で結成されたロック・バンド、突然少年のギタリスト。料理が得意。