AQUBE MUSIC PRODUCTS
- 2024/11/16
SWITCH / RSD-45 39mm
アコースティック・ギター・マガジンの看板企画ニューギア ・サウンドチェックが、動画で楽しめる“アコギ・ソムリエ有田純弘のニューギア ・チェック”。 2021年3月号 Vol.87からSWITCH / RSD-45 39mmを紹介します。
プロの現場の要求を満たすオリジナル・モデルで知られるSWITCH。こちらは1960年代後半のビンテージを意識した1本だ。そのサウンドや特徴的な39mmナット幅のナローネックの演奏性を再現する一方、ノーマル・スタイルのサドルやステンレス製のフレットなど、実用性とのバランスを意識した仕様になっている。
レスポンスが速くて、懐の深い音は
アディロンダック・スプルースの個性。
軽く仕上がっていて使いやすいですね。レスポンスが速くて、懐の深い音はアディロンダック・スプルースの個性がよく出ています。個人的にナローネックは食わず嫌いでしたが、よく言われるコード・ストロークのまとまり感というのは確かにあって、伴奏に威力を発揮しそうです。ピッチも素晴らしいし、道具としてのもの足りなさがないです。退色したチェリー・バーストを再現したというトップの色にも、ギタリストの心の琴線に触れるものがありますね。
アコースティック・ギター・マガジンVol.87ニューギア ・サウンドチェックに掲載の15本の演奏動画はすべてYouTubeで公開中です。
本記事は、リットーミュージック刊『アコースティック・ギター・マガジン 2021年3月号 Vol.87』の記事を抜粋・転載したものです。今号表紙は浦沢直樹&六角精児の特別対談を冠したフォーク特集号。歌本小冊子を付属という特典もあるので、ぜひチェックしてみてください!
価格:¥300,000 (税別)
有田純弘(ありた・よしひろ)
1957年生まれ。84年に渡米し、翌年、U.S.ナショナル・バンジョー・チャンピオンシップにて優勝。一時期はボストンを拠点にジャズ、ブルーグラス、民族音楽などさまざまなジャンルで活躍、さらにはベラ・フレック、デヴィット・グリスマンを始めとした数々のビッグ・ネームと共演を果たした。92年にソロ・アルバム『Whale Dance』(Strictly Country Records:SCR-28)を発表。現在はギター、マンドリン、バンジョーなどあらゆる弦楽器を操るマルチ弦楽器プレイセッションに参加。洗足音楽大学ジャズコース講師を務める傍ら、鬼怒無月や竹中俊二とのトリオ“FRETLAND”などで精力的な活動を展開している。