MARTIN / SC-13E
アコースティック・ギター・マガジンの看板企画ニューギア ・サウンドチェックが、動画で楽しめる“アコギ・ソムリエ有田純弘のニューギア ・チェック”。 2021年3月号 Vol.87からMARTIN / SC-13Eを紹介します。
MARTIN / SC-13E
Sure Alignネック・システム。取りはずし可能で、ネックの角度も調整できる。ただし専用のツールが必要。
老舗マーティンのイメージを覆す画期的なエレアコ。左右非対称なボディ、仕込み角が調整できるヒールレスのネック・ジョイント、高音側がスキャロップ、低音側がノン・スキャロップのXブレイシング、青と白が基調の装飾など、随所に斬新なアイディアを盛り込んだ、マーティンの新時代を告げる1本。
ネックの角度を調整できるのは画期的。
エレアコとしての性能も高いですね。
今までのマーティンとは違う、すっきりした音ですね。ただしそれは、これまでのマーティンに足りなかったところが補われている印象です。巻弦の音に暑苦しさのない、全体として明るい響きになっています。ネックの角度を調整できるのは画期的ですね。ネックのシェイプはハイパフォーマンス・テーパーで、カジュアルな弾き心地です。アンプを通した音も、塊にならずに良いバランスです。トーン・コントロールの効きも良くて、エレアコとしての性能も高いですね。
アコースティック・ギター・マガジンVol.87ニューギア ・サウンドチェックに掲載の15本の演奏動画はすべてYouTubeで公開中です。
本記事は、リットーミュージック刊『アコースティック・ギター・マガジン 2021年3月号 Vol.87』の記事を抜粋・転載したものです。今号表紙は浦沢直樹＆六角精児の特別対談を冠したフォーク特集号。歌本小冊子を付属という特典もあるので、ぜひチェックしてみてください！
価格：￥250,000 （税別）
有田純弘（ありた・よしひろ）
1957年生まれ。84年に渡米し、翌年、U.S.ナショナル・バンジョー・チャンピオンシップにて優勝。一時期はボストンを拠点にジャズ、ブルーグラス、民族音楽などさまざまなジャンルで活躍、さらにはベラ・フレック、デヴィット・グリスマンを始めとした数々のビッグ・ネームと共演を果たした。92年にソロ・アルバム『Whale Dance』（Strictly Country Records:SCR-28）を発表。現在はギター、マンドリン、バンジョーなどあらゆる弦楽器を操るマルチ弦楽器プレイセッションに参加。洗足音楽大学ジャズコース講師を務める傍ら、鬼怒無月や竹中俊二とのトリオ“FRETLAND”などで精力的な活動を展開している。
