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- 2024/11/16
オーバードライブ
エフェクター・ファンのバイブル『THE EFFECTOR book』(シンコーミュージック刊)。記念すべき最新刊のVol.50では、オーバードライブ・ペダルの魅力を複数の観点から徹底分析しています。デジマート・マガジンでは、その特集の中から“オーバードライブの最前線現行モデル:9機種の試奏レビュー”を紹介します。ぜひ購入の参考にしてください。
オーバードライブ探しの旅にはゴールなど存在しない。ギタリストの数だけ歪みに対する細かい要望があるのだから、誰もを100% 納得させる絶対的なモデルがないのは当たり前だ。高名な定番モデルの中にも、アンケート・ベスト10モデルの中にも、ペダルに詳しい識者がオススメするモデルの中にも、ピンとくるものがない人がいても、何の不思議もないのである。そこで、そんな人たちにオススメしたいのがここに挙げたモデルたち。近年発売されたもので、知名度こそまだまだ低いが、その実力は折り紙付き、今後、定番化しそうなポテンシャルを秘めたものばかりだ。そんなエフェクターブック編集部セレクトによるオススメ9台をお馴染み、坂本夏樹がチェック!
[Specifications]
●コントロール:Level、Tone、Gain ●スイッチ:ON/OFF(Flexi-Switch)、Mode(1/2/3) ●端子:Input、Output ●サイズ:64mm(W)×121mm(D)×57mm(H) ●電源:9VDC ● 価格:open price(市場想定税別価格:¥14,000)(問)0570-056-808 /ヤマハミュージックジャパン
最近、「良い音だな」「便利だな」と感じるエフェクターに出会う機会が増えたように思いますが、アースクエイカー製品は、何よりも先に「バンドで使いたい」という衝動にかられてしまうんですよね。ギタリストの本能が求める“かっこいい”を刺激するんでしょう。 “Plumes”もそんな潜在意識をダイレクトに貫くオーバードライブ。コントローラー類はシンプルにまとめられていますが、その分、各所に突き詰めきったチューニングが施されています。特に“TONE”は絞っても単に高域が削れるだけではありません。低域方向に温かく膨らみつつも音の芯とその輪郭は残るようになっていて、甘くふくよかだけれども引っ込まない音色を作ることができます。
ベースとなったのはTS 系で、その系統を踏まえつつクリアでレンジを広げてあることはもちろん感じますが、それらよりも、音の粒が大きく存在感のある音像になっていることに注目してもらいたいところ。若干のザラつきのある音色が耳に残り、それが他のエフェクターとは良い意味で異質に感じ、アンサンブルで抜けてくるのです。だからこそ個性のぶつかり合うバンドで使いたいと感じるのでしょうね。
[Specifications]
● コントロール:Level、Low、High、Drive ●スイッチ:ON/OFF ●端子:Input、Output ●サイズ:73mm(W)×129mm(D)×59mm(H) ● 電源:006P(9V電池)/ 9VDC ● 価格: open price (問)ローランドお客様相談センター https://roland.cm/contact
さすが「世界のBOSS」と感じられる、次世代を担うに相応しい仕上がりになっています。オールマイティを謳うモデルは数多くありますが、ここまで文言通りに、クリーン〜クランチ〜オーバードライブ〜リードを完璧に表現できるモデルは、ほかに存在しないと言っても過言ではありません。あらゆる場面に対応してくれるモデルを求めているならば、 本機を導入すれば間違いなく解決できると言い切ってしまえるほど、驚異的に広い守備範囲を備えています。
また、説明書を読む必要もないほどシンプルな操作で狙った音色を簡単に得られる点もポイント。内部では多次元的信号処理技術“MDP”という、アナログでは実現不可能な複雑なデジタル処理が行なわれているようですが、ユーザーにそれを全く感じさせない作りなのがニクイところ。コントローラーで音作りを細かく追い込むことももちろん可能ですが、 だいたいでセッティングしても良い音色を得ることができるので、次世代を担う、まさにこれからギターを始める方に特におすすめしたいと強く感じます。弾いていて気持ち良いと感じる、かっこいい音色で練習することが何よりも上達への近道なので!
[Specifications]
●コントロール: Tone、Volume、Drive ●スイッチ:ON/OFF、Boost/OD ●端子:Input、Output ●サイズ:65mm(W)×112mm(D)×49mm(H) ●電源:006P(9V電池)/ 9VDC ●価格:open price (問)info@lep-international.jp / LEP INTERNATIONAL
アニマルズペダルのコストパフォーマンスの良さには、新機種リリースの度にいつも驚かされます。“Vintage Van Driving Is Very Fun”もそんな例に漏れることのない1台。モデル名からも想像がつくでしょうが、ビンテージ・ライクな存在感を持つオーバードライブを探している方は是非試してみてください。個人的には、完璧に調整された良質なツイード・アンプにとても近い質感を備えるとの感触を抱きました。すっきりと広がるレンジ感、スピード感のある中域、ギラっとした高域、弾いていて実にワクワクさせられる音色です。
“OD/BOOST”スイッチでもとになる歪み量を切り替えられるので、想像以上に幅広い音作りが可能な点も特徴でしょう。“OD”モードでしっかり歪ませてやるも良し、“BOOST”モードのクリーン、クランチ辺りでキャラクターの補正的に使用してやるも良し、デジタル・システムにビンテージ感のある奥行きを加えてやるも良し。僕のおすすめは、“OD”モードで“DRIVE”を0、“VOL”は上げ目でチューブ・アンプを少しドライブさせてやる設定。他の歪み系ペダルに対するブースター的使用方法もアリだと思います。
[Specifications]
●コントロール: Volume、Drive、Bass、Treble ●スイッチ:ON/OFF ●端子:Input、Output ●サイズ:72mm(W)×121mm(D)×55mm(H) ●電源:006P(9V電池)/9VDC ●価格:¥35,000(税別) (問)https://kardian.net/カージアン
使い込まれた風合いのエイジド加工が特徴的で、遠目からでもひと目でそれとわかるカージアンの“CHCl3(クロロホルム)”。筐体に施された独特な錆加工であったり、秀逸なデザインがとにかく目を引くこともあり、プロの現場でもよく見るようになった気がします。でも、プロが使うのは見た目だけじゃない音色の良さと抜群の操作性があるからでしょう。“DRIVE”=10にしても飽和せず、スムーズに響く歪み方はもちろんですが、僕としては“DRIVE”=5〜6辺りで得られるクランチを特におすすめしたいところ。ロー・ゲインならではの広いレンジ感の抜けのいい音色と、ほのかなコンプ感が良い塩梅に弾きやすくまとめてくれる絶妙なバランスは、まさにプロの現場にうってつけ。自身の耳で最前線をちゃんと体験していないと、このチューニングは実現できません。
そして、クセのない素直なキャラクターは、ギター本来の特色もちゃんと保ってくれるので、特にビンテージ・ギターとの相性が良いように感じます。古き佳き質感を保ちつつ、でも現代のアンサンブルにもちゃんと馴染む── そんな歪みを求めている方には是非とも試していただきたい1台ですね!
[Specifications]
●コントロール:Out、Gain、Tone、Bass(内部)、Custom(内部) ●スイッチ:ON/OFF、Clip、Voice ●端子:Input、Output ●サイズ:65mm(W)×125mm(D)×57mm(H) ●電源:9VDC ●付属品:コンデンサー3種(1つは本体に取り付けて出荷)、ダイオード3種(1つは本体に取り付けて出荷) ●価格:¥24,000(税別) (問)052-711-3311 /荒井貿易
アンサンブルに激しさや分厚さを加えたい、そんなテンションを上げたいシーンでオンにすることが多い歪み系ペダルだからこそ、気持ちを盛り上げてくれる見た目の良さも重要な要素。アナサウンドの製品は、どれもエフェクターの域を超えた造形美が「鳴らしたい」という心の欲求をオーバードライブさせてくれることは間違いありません。ここで紹介する“EGO Driver ”は、インスパイア・モデルを含む“OD-808”を参考に開発されただけあり、カラッと乾いた、突き抜ける音色が特徴。内部で18Vに昇圧されたヘッドルームの広さも、抜けの良さに大きく貢献していると感じました。
そして何よりも本機最大の特筆点は、ノブやスイッチでの音作りだけに留まらない、ユーザー自身がコンデンサーとダイオードを交換することによって、さらに踏み込んだ調整を行なえる仕掛け。今までモディファイでしか実現できなかった、「あとほんのもう少しだけこうだったら」という追い込みが、誰にでも簡単に行なえてしまうのです。出荷時の組み合わせでも充分に良い音色ですが、パーツ交換による音色変化を体験して、エフェクターへの興味をさらに深めてもらえるとうれしいです!
[Specifications]
●コントロール:Drive-2、Tone、Vol、Drive-1、Tone、Vol、Bass、Clean Mix ●スイッチ:Drive-1 ON/OFF、Drive-2 ON/OFF、Clipping、Bass、Buffer ON/OFF×2(内部) ●端子:In×2、Out×2 ●サイズ:130mm(W)×113mm(D)×55mm(H) ●電源:006P(9V電池)/ 9VDC●価格:¥24,000(税別) (問)03-3862-5041 /モリダイラ楽器
ビジュアル・サウンド時代から、デュアル・チャンネル・オーバードライブ界を牽引してきたトゥルートーンの進化は、とどまるところを知りません。“VS-XO”は、2つのチャンネルにオーバードライブに求められる全てが詰め込まれています。単体のオーバードライブとして、それぞれのチャンネルで音色を作り込んで切り替えて使うのも当然アリなのですが、やはりかけ合わせた際にこそ真価が発揮されるように感じました。チャンネル1で作った歪みに、チャンネル2でさらに歪みと音量を足したときの伸びやかなリード・トーンは、全ギタリストに体験していただきたい感触。トゥルートーン製品が世界中で愛用されている理由が一発で理解できるでしょう。
そして、ケーブルの差込口を変えることで、チャンネル2の後にチャンネル1をかけることもできます。チャンネル1はクリーン・ミックス機能を搭載し、“CLIPPING”との組み合わせでコンプ感の少ないクリーン・ブースターとしても使用可能なので、歪みの質感を変えずに音量だけをブーストしたいときは、この接続がおすすめです。これらはほんの一例、みなさんも実際に試してオリジナルなパターンを探ってみてください!
[Specifications]
●コントロール:Vol、Dry、Gain、Bass、Treb ●スイッチ:ON/OFF、Mode ●端子:Input、Output ● サイズ:74mm(W)×121mm(D)×58mm(H)●電源:9VDC ●価格:¥30,000(税別)(問)047-484-9111 /パール楽器製造
オルタナティブ・サウンドの代名詞的ブランドとして広く認知されているウォルラス・オーディオがラインナップする、5つのゲイン・モードを切り替えることでさまざまな演奏スタイルに対応する全方位型オーバードライブ。レンジの広いロー・ゲインから、強くコンプのかかったパンチのあるハイ・ゲインまで、バッキング、アルペジオ、リード、その時々の演奏スタイルに最適なゲイン・ステージを必ず見つけることができます。それぞれ的確に作用するようにイコライジングが歪み生成回路の前後に分けて置かれているので、アンサンブル内での音像の前後感も操作しやすいのではないでしょうか。
そして、ギター用エフェクターには珍しく、ドライ・ブレンド機能を搭載している点も大きな魅力。しっかりと歪ませても音の芯を残すことができる上、ロー・ゲイン時にはコンプ感を抑えたクリアな前後左右の奥行きを演出できたりもします。この効果を別途ブレンダーを用意して自力で再現している方も意外といらっしゃるのでは? 本機はそんな方にも届いて欲しいモデルですね。クセの少ない自然な響きの歪み方なので、ブレンド機能を活用してベースで使うのもおすすめです!
[Specifications]
●コントロール:Volume、Gain、Bass、Treble ●スイッチ:ON/OFF、Saturate ON/OFF、Amp Type(D/T/B)●端子:Input、Output●サイズ:71mm(W)×127mm(D)×60 mm(H)●電源:9VDC ●価格:¥22,000(税別)(問)042-519-6855/アンブレラカンパニー
主要フェンダー・ツイード・アンプの響きを網羅したオーバードライブ/プリアンプの決定版。アンブレラカンパニーのブログで公開された開発秘話の、その圧倒的研究量と熱量も大きな話題になっていました。個人的にもツイード・アンプが大好きなので、僕がメイン・アンプのひとつとして愛用している1955年製デラックス・アンプといろいろ比べてみましたが、本機の個性は紛れもないツイード・アンプです。そうした表情の歪みを模したエフェクターは他にも多くありますが、ツイード・アンプの箱鳴りが作る独特な低音の響きまで再現できるエフェクターはこれが初めて。セッティングする上では、もとのアンプを弾いたことがあれば、好みのアンプ・タイプに設定すると音決めも早いですが、歪みの深さで選んでも問題ありません。プリアンプ的な使用には一番クリーンでレンジの広い“T”モードが良いと思います。
そして、なんと言っても“SATURATE”スイッチで得られるダイナミック・フィルターの効果が秀逸。高域成分だけに与えられるコンプ感が、しっかりと音量を出して鳴らしている時のツイード・アンプのチューブ・サチュレーション感を完璧に再現しています!
[Specifications]
[Specifications]●コントロール:Level、Drive、 Bass、Mid、Treble ●スイッチ:ON/OFF ●端子:Input、Output ●サイズ:66mm(W)×125mm(D)×37mm(H) ●電源:006P(9V電池)/9-18VDC ●価格:¥26,000(税別) (問)049-274-3810/ESP
いつも書いていますが、セイモア・ダンカン製エフェクターにハズレなし! 僕はほぼ全機種弾いてきましたが、どれも多機能に作られているのに不要な機能がひとつもない、隙のない作りが大きな魅力。しかも、その機能が現場での要望にピンポイントでハマることが多く、僕も困ったらまず同社製品から探すようにしているほどです。この“805 Overdrive”もTS系の真打ちとしてリリース直後から多くのプロが愛用。ありそうでなかった、3バンドEQによる音作りの幅の広さと有用性が、もともとアンサンブルになじみの良いTS系の音色をさらに別次元にまで昇華してくれるからでしょう。それぞれの帯域をかなりダイナミックに操作することができるので、極端なドンシャリ・セッティングや過激な低域&中域のブーストも可能ですが、基本的にはそれぞれ12時位置辺りから少しずつ足し引きするのが良い結果に落ち着きやすいと思います。
ストラトとの相性は言わずもがなですが、レスポールなどで中低域が膨らみすぎて音像が引っ込んでしまう場合も、余計な帯域を削ることができるので、ギターを選ばずに必ず抜けてくるTS系サウンドを作り出すことができます。
ご存知の方も多いでしょうが、今回のエフェクターブックはアンケートを軸に特集を構成してあります。「最強のオーバードライブ選手権」というテーマの下、ツイッターで投票を募り、その結果を特集の骨子にさせていただきました。集計の結果、定番モデルがランキング上位を占めたのは大方の予想どおり。長期間にわたって市場に存在し続けるモデルは、それだけ万人を納得させるだけの素養を備えているわけで、定番モデルの定番たる所以が改めて示された形でしょうか。それを考えるに、1〜20位ぐらいにランキングされたモデルを買っておけばまず間違いないと思われます。
しかし、ほとんどの票が定番だけに集中したわけではないという事実も見逃せません。定番と非定番の割合は、おおよそ5:5といったところ。ハイエンドやハンドメイドといったマニアックなモデルを一括りにすると、全投票の半数近くがそうしたモデルに投じられています。しかもそれが徹底的にバラけていて、20位ぐらいから下は、大量のモデルが同じ票数で並ぶというダンゴ状態。もはやランキング自体があまり意味をなさなくなっています。ギター・サウンドを追求すればするほど、痒いところに手が届くペダルが必要になるのもの。ユーザーそれぞれが自身の抱えるニッチなニーズを満たすものを求めた結果、さまざまなモデルに支持がバラけていったというのもよくわかる話です。
結論としては、ある意味、どのモデルを買っても正解といったところ。ただし、なんとなくで選んでしまうのだけは絶対に不正解。友人たちに評判を聞きまくったり、試奏動画を観まくったり、好きなミュージシャンの使用機材を参考にしたり、エフェクターに詳しい楽器店スタッフに相談するなど、しっかりと情報収集を行なった方が回り道をせずに済みそうなのは確かです(一番良いのは、楽器店で大量に試奏しまくることでしょうが)。その結果、大多数が支持する定番機種が最適という結論が出たのであれば、それはそれでアリ。誰かにワンオフで作ってもらわないと心の乾きを満たせない、という話になったのであれば、それはそれで頑張ってどなたかにオーダーしてください(笑)。要は、胸を張って「コレが最強!」と主張できるモデルを自分で探し出すというプロセスが必要なんだと思います。それがあれば出音への自信にも繋がりますしね。
ちなみに、今回のオーバードライブ特集に正解が提示されているわけではありません。その代わりに、オーバードライブを選ぶ上でのヒントをあちこちに散りばめたつもりです。これから探索の旅に出ようとしている初心者、意図しないところで彷徨っている中級者、思えば遠くまで来ちゃったベテラン、同じところでぐるぐる迷いまくっている人など、自分の出音を少しでも向上させようと奮闘している方は、旅のガイドブックとしてぜひご活用ください。ゴールに辿り着けないまでも、オーバードライブ沼で溺れなくなるぐらいには役に立つかもしれません。まあ、魔除けみたいなもんですね(笑)。よろしくお願いします!(下総淳哉/THE EFFECTOR book)
本記事はシンコーミュージック刊『THE EFFECTOR book Vol.50 SAWMP OF PEDALS ISSUE 2021』での特集企画「“現行オーバードライブ”試奏分析」を転載したものです。ついに50号の節目を迎えたエフェクターブック、今回はアンケートを軸に据えた特集が組まれています。2020年10月にツイッターで実施した“最強のオーバードライブ選手権”、誌面でその結果発表を行ないつつ、プロ・ギタリスト、ビルダー、楽器店スタッフなど、エフェクター・シーンにおけるインフルエンサーたちにもオーバードライブに関する意識調査を敢行。さらに歴史的モデルの立ち位置、現在のトレンド、識者がこっそり注目する逸品など、オーバードライブ・ペダルの魅力を複数の観点から分析しています。永遠に終わることのないギタリストの“歪み探しの旅”、その旅路をサポートする唯一無二のガイド・ブックと言えるでしょう。
項数:112P
定価:1,800円(税別)
問い合わせ:シンコーミュージック
『THE EFFECTOR book Vol.50』のページ・サンプル
坂本夏樹(さかもと・なつき)
チリヌルヲワカ、She Her Her Hers、Over The Topでのバンド活動を経て、スタジオ・ミュージシャン、プロデューサーとして、Creepy Nuts、DE DE MOUSE、HOME MADE 家族、たんこぶちん、酸欠少女さユり、新山詩織など、数多のライブ、レコーディングに参加。