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- 2024/11/16
BOSS / GT-1000
プロ・ギタリストが愛用するBOSSエフェクターの魅力をアツく語ってもらう連載。第13回目は、ソロ活動に加え、数々のセッション・ワークでも注目の磯貝一樹。
普段のライブでは、BANK 01にプリセットしてある音色を使います。スイッチの1番はカッティングに最適なクリーン。2番はクランチ、3番はファズで、どちらもカレント・ナンバーという便利な機能を使用していて、選択中のスイッチをもう一度踏むとブーストします。4番はクリーン+コーラス、5番はクランチ+フェイザー。そしてCTL 1にリバーブ、CTL 2にディレイを入れていますね。
演奏動画を撮影したりする時には写真の“NEO SOUL”というバンクを使います。これはBOSSの方にアドバイスをいただきながら音色を作ったんですよ。スイッチの1番はメロウなギターにピッタリなクリーン+深めのリバーブ。2番はクランチ、3番はディストーション。4番はテープを劣化させたようなローファイなクリーンで、5番はクリーンとディストーションをカレント・ナンバーで切り替えられるように設定しています。カレント・ナンバーの機能は、ほかのパッチでもフル活用していますよ。
先日リリースした『work_1』でもGT-1000を使っている曲があるんですけど、ラインで録音したんですよ。で、ライブでもGT-1000のキャノン端子から直接ミキサーまで持っていってラインで出力することが多いですし、その場合アンプからの出力はモニター代わりにしているんです。こうすることで、配信ライブや収録の時でも音作りには全然困らないですね。
GT-1000の便利な機能のおかげで、ライブ中はプレイに集中できるので助かっています。以前はマルチ系に苦手意識があったんですけど、操作性も音も素晴らしいので、いろんな方にオススメできますね。
本記事は、8月12日(水)に発売されるリットーミュージック刊『ギター・マガジン 2020年9月号』にも掲載されます。表紙巻頭特集は「シティ・ポップと夏。〜とろける極上ギター・ソロ篇」。ぜひチェックしてみてください!
価格:オープン
磯貝一樹
いそがい・かずき/大分県出身のギタリスト。8月3日(月)にKazuki Isogai & yuhei miura名義でEP『work_1』をリリース。