“ONE DAY GUITAR SHOW”で発表された桜モデルの注目機種を総ざらい!
- 2025/01/07
VEMURAM / Myriad
2018年に「Shanks ODS-1」「Jan Ray for MA」とともに発表され(【VEMURAM/Shanks ODS-1】新型シャンクスODやファズ+ループ・ペダル、マテウス・アサトODが一挙登場!)、今年のWinter NAMMでもあらためて注目を集めたVEMURAM(ベムラム)のファズ+ループ・ペダル「Myriad(ミリアド)」。その待望となる国内発売が決定した。
「Myriad」は、次世代ブルース・ギタリストの雄であるジョシュ・スミスとのコラボレーションにより、約2年以上にわたって数多くのプロトタイプを製作。ついに完成~発売の運びとなった。本機に先行し、2018年12月に発売された「Myriad Fuzz」にループ機能やミキサー機能を追加したファズ・ペダルで、これまでに類を見ない多彩な機能を備えている。ミキサー機能においては、ドライ音とファズ音がミックスされたサウンドに加え、さらにループに接続した機器の信号もミックス可能。さらに、それらを2つのアウトプットから決められた組み合わせで出力することが可能となっている(出力信号の組み合わせと出力先のマトリクス表は取扱説明書を参照)。また、エクスプレッション・ペダルを接続すれば、そのミックス・バランスを外部からコントロールできる。
ファズ・セクションは「Myriad Fuzz」と同様、シリコン・トランジスターとビンテージのゲルマニウム・トランジスターを搭載したハイブリッド・タイプ。火を吹くようなシリコン・サウンドとウォームなゲルマニウム・サウンドをミックスすることで、ヘッドルームをたっぷり持たせた多彩なファズ・サウンドを生み出す。ギター本体のボリュームに追従したクリーン〜クランチ・サウンドはもちろん、上部トリマーとフィール・ノブとの組み合わせによるブチブチと途切れるようなオーバー・ゲインな歪みから、滑らかでドライブ感のある歪みまで、ファズの歪みの質を多彩に調整可能。さらに「Myriad Fuzz」との違いでもあるループ機能とミキサー機能により、ファズ音にドライ音やループに接続した機器のサウンドがミックスできる。さらに2台のアンプを使えば、さまざまな組み合わせによる出力が可能だ。まさに次世代向けの新しいコンセプトを持った多機能ペダルと言えるだろう。なお、予想市場売価は59,800円(税別)。
ジョシュ・スミスからのコメント
「VEMURAMと数年かけてアイディアを出し合ってきて、やっとこのMyriadが完成した。アンプを2台使ってクリエイティブなことがしたかった。このペダルは “ミリアド(無限)” の選択肢と可能性が実現できる。個人的な意見だが、これこそ世界一最高なファズペダルだ!」
価格:オープン