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- 2024/11/16
Udo roesner amps Da Capo 75
世界的にも人気の高いアコースティック・ギター用アンプAER社を創業したウド・ロースナーが、新たなブランドUdo roesner ampsを立ち上げた。 ウド自身が設計開発した新製品Da Capo 75をギタリストの西山隆行に試奏&インプレッションしてもらった。ここではその取材時の模様を動画でお届けする。
この模様は2020年7月27日発売の「アコースティック・ギター・マガジンVol.85」でも西山にたっぷり語ってもらっているので、そちらもチェックして欲しい。
【Specification】
●出力:75W/4Ω●スピーカー:8インチ(ツインコーン・フルレンジ)●消費電力:最大200W●コントロール:CH1/ゲイン、ベース、ミドル、トレブル、トーン、CH2/ゲイン、ハイパス・フィルター、ベース、トレブル、両CH/パン、エフェクト(ショート・リバーブ、ロング・リバーブ、コーラス、カスタム・ディレイ、マイ・ディレイ、タップ・ディレイ)、レベル、マスター●インプット:XRL&1/4フォーン×2(ライン、マイク切り替え可能)、1/4フォーン(リターン)、1/8フォーン(AuxIn)●出力:1/4フォーン(ヘッドフォン)、1/4フォーン(センド)、1/4フォーン×2(ライン1、ライン2)、XLR×2(DIアウト1、DIアウト2)●外形寸法:265mm(H)×325mm(W)×245mm(D)●重量:7.5kg●価格:オープン(市場実勢税別価格:90,000円)
AERの創業者ウド・ロースナーが立ち上げ、設計/開発を行なう新たなアンプ・ブランド、Udo roesner ampsより登場したDa Capo 75。出力は75Wながら、かなりサウンドはクリアでパワフル。スピーカーはフルレンジの8インチのみだが、これ1台で小さな会場であれば十分にライブができるほどの音量を誇る。
チャンネルは2つあり、どちらもライン/マイクの切り替えが可能で、ファンタム電源を備えておりコンデンサー・マイクも使用できる。チャンネル1は、シンプルな3バンドEQにトーン・スイッチが付く。これは低域を削り高域を持ち上げることができ、会場や使用機材の特性に合わせて簡単にトーンを切り替えられる。チャンネル2にはハイパス・フィルターが付き、他の楽器とセッションする際などの音作りがしやすい。
さらに高品位なエフェクターが6種類内蔵し、そのどれもが原音を損なわない自然な効果が得られる。入出力端子も充実し、2CH独立のDIアウト、出力レベルの異なるライン・アウト、AUXイン、ヘッドフォン・アウトなども備え、シチュエーションに応じてさまざまな使い方が可能だ。専用のキャリング・ケースも便利で、アンプの持ち運びもスムーズ。さらにインドネシアの工場で製作することで、驚くほどのコストパフォーマンスを実現している点も大きな魅力だ。
チャンネル1にギターをダイレクトに挿し、チャンネル2にコンデンサー・マイクsE Electronics sE2300を接続し、エアーの音もミックス。臨場感のあるアコースティック・ギター・サウンドを生み出せる。もちろんダイナミック・マイクを用いて、アンプ1台で弾き語りに使うことも可能だ。
本記事は、リットーミュージック刊『アコースティック・ギター・マガジンVol.85』の記事を一部転載したものです。今号には、西山隆行が語るUdo resoner amps特集はじめ、表紙/SPECIAL PROGRAM“アコギ配信マニュアル”などの企画が満載。コロナ禍が続く中、アマ/プロ問わず、配信することによって、演奏活動の活路を見出そうとする人が急速に増えている。まずは基本的に必要なアイテムを紹介するとともに、配信の達人たちに話を聞き、そのコツを伝授してもらう。アコギを良い音で届けるには? 安定した映像と音で配信するには? などなどさまざまなクエスチョンを解き明かす。
価格:オープン
西山隆行
和歌山県出身のハイブリット・ピッキング、フラットピックでのギャロップ・ピッキングを得意とするギタリスト。24歳からプロとして活動を開始し、ソロ作品をコンスタントに発表。2007&09年にはトミー・エマニュエルのジャパン・ツアーでオープニング・アクトを務める。ほかにもゆずの楽曲で、アコースティック・ギターのアレンジ、レコーディングを担当するなど、アーティスト・サポートも多数。ギター&ウクレレの講師を始め、教則本の執筆、さまざまなアーティストの採譜&浄書など多彩に活躍。ギターはメイトンを愛用している。