2018年に登場した、リーズナブルかつ多様性と革新性にあふれる、フェンダー “Player” シリーズ。ストラトキャスター、テレキャスター、ジャズマスター、ジャガー、ジャズ・ベース、プレシジョン・ベース、ジャガー・ベースのバリエーションに加え、The NAMM Show 2020では新たに「Lead II」「Lead III」、さらに今回発売となったモデルも一部発表されている（〈NAMM2020〉【Fender／Player Series Phase III】デュオソニックやムスタングが新登場！）。

　今回新たに発売されたのは、ムスタング、デュオソニック、ムスタング・ベースのバリエーション5機種。スチューデント・モデルとしても人気を博したモデルで、これからギターやベースをはじめる人にも最適だ。さらに、シリーズ初となるファイアーミスト・ゴールド／デザート・サンド／エイジド・ナチュラル／バーガンディ・ミスト・メタリックを加えたことで、Playerシリーズは全10色展開となった。

　1964年の登場以来、ニルヴァーナやThe 1975、国内ではCharなど、多くのプレイヤーたちに愛され続けてきたムスタング。「Player Mustang」は、伝統的なフェンダー・トーンを奏でるシングルコイル・ピックアップを2基搭載。低出力ならではの澄んだ高音域のハーモニクス、パンチの効いた中音域、厚みのある低音域をバランス良くアウトプット。コントロールは、マスター・ボリュームとマスター・トーン、3ウェイ・ピックアップ・セレクターを装備している。

　そして、Cシェイプのメイプル・ネックに9.5インチ・ラジアスのメイプル指板、ミディアム・ジャンボの22フレット仕様で、手が小さめのギタリストやコードを拡張して用いるギタリストにも最適だ。また、6サドル・ストリング・スルー・ボディのハードテイル・ストラト・ブリッジは豊かなサステインを生み出す。コンパクト・サイズのボディは、人間工学に基づく洗練されたデザインによるもの。エネルギッシュなステージ・パフォーマンスに最適であり、小柄なギタリストにとって理想的なスタイルに仕上がっている。スチューデント・モデルを原点に、グランジやモダン・オルタナティブ・ロックの礎を築くアンダーグラウンドの覇者にまで進化を遂げた、新たなムスタングの魅力をぜひ体感してほしい。カラーは、シエナ・サンバースト／ソニック・ブルー／ファイアーミスト・ゴールドの3種類。

Player Mustang（Sienna Sunburst）

Player Mustang（Sonic Blue）

Player Mustang（Firemist Gold）

　「Player Mustang 90」は、2基のMustang MP-90ピックアップを搭載。絡み合うような中音域とパンチの効いたロー・エンドが、伝統的なムスタング・サウンドに新たな命を吹き込んでいる。そのほかの主要スペックは、基本的に「Player Mustang」と同様。カラーは、シーフォーム・グリーン／エイジド・ナチュラル／バーガンディ・ミスト・メタリックの3種類となっている。

Player Mustang 90（Seafoam Green）

Player Mustang 90（Aged Natural）

Player Mustang 90（Burgundy Mist Metallic）

　1956年に登場したデュオソニック。のちにアンダーグラウンド・シーンで評判となり、ニューヨークのうらぶれたクラブでオルタナティブ・ミュージック誕生の一端を担った。リニューアルによって現代的なスペックを備えた「Player Duo-Sonic」は、洗練されたスタイルとユニークなサウンドが特徴。柔軟な2基のデュオソニック・シングルコイル・ピックアップは、明るくにぎやかなトーンを奏でる。コントロールは、マスター・ボリュームとマスター・トーン、3ウェイ・ピックアップ・セレクターを装備。ムスタングと同様の24インチ・スケールが、このモデルが持つ音色にちょっとした温かみと深みを加えるとともに、優れた演奏性を提供する。Cシェイプのメイプル・ネックに、9.5インチ・ラジアスのメイプル指板、ミディアム・ジャンボ・22フレット仕様もムスタングと同様で、あらゆる演奏スタイルに適しており、手が小さめのギタリストにも最適だ。6サドル・ストリング・スルー・ボディのハードテイル・ストラト・ブリッジによる卓越したサステインも見逃せない。オルタナティブ・アンダーグラウンドのヒーローであり続けるデュオソニックは、個性的なサウンドとビジュアルを求めるギタリストにぜひおすすめしたい。カラーは、タイドプール／シーフォーム・グリーン／デザート・サンドの3種類。

Player Duo-Sonic（Tidepool）

Player Duo-Sonic（Seafoam Green）

Player Duo-Sonic（Desert Sand）

　「Player Duo-Sonic HS」は、そのコンパクトなスタイルとは裏腹にスケール感のあるサウンドを誇る。フロントのデュオソニック・シングルコイル・ピックアップと、ビンテージ・スペックによるリア・ハムバッカーのコンビネーションは、あらゆる演奏スタイルにマッチする柔軟な音作りが可能。ハムバッカーをシングルコイルに切り替えるプッシュ／プル式トーン・ポット・スイッチにより、さらに多様なサウンドメイクを実現している。その他の主要スペックは、基本的に「Player Duo-Sonic」と同様。カラーは、クリムゾン・レッド・トランスペアレント／シエナ・サンバースト／アイス・ブルー・メタリックの3種類となっている。

Player Duo-Sonic HS（Crimson Red Transparent）

Player Duo-Sonic HS（Sienna Sunburst）

Player Duo-Sonic HS（Ice Blue Metallic）

　ザ・ローリング・ストーンズ時代のビル・ワイマンやマイ・ケミカル・ロマンスのマイキー・ウェイ、国内では東京事変における亀田誠治やTHE MODSの北里晃一など、多くのベーシストに愛用されてきたムスタング・ベース。「Player Mustang Bass PJ」は、柔軟で迫力あるサウンドに滑らかな演奏性、洗練されたビジュアルを実現。センターに、パンチのあるスプリット・シングルコイル・プレシジョン・ベース・ピックアップ。リアに、うなるようなジャズ・ベース・ピックアップを搭載し、2大ベースの長所を兼ね備えている。コントロールは、マスター・ボリュームとマスター・トーン、3ウェイ・ピックアップ・セレクターを装備。また、30インチ・スケールを採用したCシェイプのメイプル・ネックに、9.5インチ・ラジアスのメイプル指板、ミディアム・ジャンボ・19フレットを採用。手が小さめのベーシストにもよくなじみ、あらゆる演奏スタイルに対応する。伝統的でありつつ、モダンなベーシスト向けにリニューアルされた本機は、柔軟なサウンドと高い演奏性、そして洗練されたスタイルが魅力だ。カラーは、エイジド・ナチュラル／シエナ・サンバースト／ファイアーミスト・ゴールドの3種類。

Player Mustang Bass PJ（Aged Natural）

Player Mustang Bass PJ（Sienna Sunburst）

Player Mustang Bass PJ（Firemist Gold）

ベアバッドゥービーによるプロモーション動画（Player Mustang）

ザ・リグレッツによるプロモーション動画（Player Duo-Sonic, Player Mustang Bass PJ）