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- 2024/11/16
BOSS / TR-2
プロ・ギタリストが愛用するBOSSコンパクト・エフェクターの魅力をアツく語ってもらう連載。第10回目は、THE BOHEMIANSのギタリスト、ビートりょう。
2014年、「THE ALWAYS」(『BUM』収録)という曲をレコーディングしている時に、プロデューサーの山中さわお(the pillows)さんと“この曲にトレモロっぽい効果が欲しい”という話になったんです。でも当時、僕は歪み系のエフェクターしか持っていなかったので、さわおさんにこのTR-2を買ってもらいました(笑)。それからはずっとライブやレコーディングで使っています。
「B.O.H.E.M.I.A.N.S.」(『FIVE SOUL ROLL EP +1』収録)という曲にはボ・ディドリーみたいなリズムのコード・ストロークがあるんですけど、そこでがっつり使っていますし、ライブでは「シーナ・イズ・ア・シーナ」のビートルズ風のサイケな間奏や、「THE ROBELETS」(どちらも『That Is Rock And Roll 〜Best Of THE BOHEMIANS〜』収録)の2番Aメロでも踏むことがあります。ライブ中は気分でオンにすることが多いですね。
ツマミの設定は曲ごとに変えているんですけど、僕は基本的にRATEツマミで速さをいじるくらい。写真のセッティングでは、ストロークでもアルペジオでも気持ち良く使えるようになっています。あと、トレモロってエフェクトのスピードと曲のリズムをしっかり合わせて使う人もいると思うんですけど、僕は少しルーズに設定していて。そのほうが味が出るんですよね。
TR-2はエフェクターに疎い僕でも簡単にセッティングできているので、トレモロを初めて買う人にもオススメできます。それと、さわおさんやThe Birthdayのフジイケンジさんも使っているし、TR-2がボードに入っている人は信用できる。
本記事は、5月13日(水)に発売されるリットーミュージック刊『ギター・マガジン 2020年6月号』にも掲載されます。表紙巻頭特集は「俺とギターとライブハウス」。横山健(Ken Yokoyama/Hi-STANDARD)やマキシマムザ亮君(マキシマム ザ ホルモン)を始め、全17名のギタリストたちがライブハウスにまつわる原稿を執筆。ぜひチェックしてみてください!
価格:オープン
ビートりょう(THE BOHEMIANS)
ロックンローラー、山形県出身。2005年にTHE BOHEMIANSを結成。2010年に1stアルバム『I WAS JAPANESE KINKS』を発表後、現体制となる。2014年に山中さわお(the pillows)主宰のDELICIOUS LABELへ移籍し、以後コンスタントに作品をリリース。ムッシュかまやつとのコラボレーションを行なうなど、ミュージシャンのファンも多い。最新作は『the popman’s review』。