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  • 【ジャンク・ギターでこいち時間 デジマート出張版】第3回

'90sフュージョン・シーンを彩ったシンセ・ギター「CASIO / PG-300」を修理する

エレキ・ギター(ジャンク)

ジャンク・ギターの修理をライフワークとする“こいち”による、ジャンク沼誘導連載第三弾。今回は、1990年頃にリリースされた「CASIO / PG-300」を修理する。カシオ計算機は、かつてDG-1やDG-20など独創的なギターを発表しており、本器(とその上位機種PG-380)も例に漏れず、当時としては画期的な音源を内蔵したシンセ・ギターであった。超魅力的な個体ではあるが、(文字通り)蓋を開けてみると、沼の住人ですらもおののきそうな作業が待っていた。

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【注意】
ジャンク・ギターの購入、及び修理の際は、個人の責任において、細心の注意を払って行なってください。当コーナーで示した修理内容や方法はあくまで参考であり、あらゆる人と環境、ギターに適応するものではございません。ジャンク・ギターの購入、修理において万が一の事故が発生した場合も、こいち氏、及びデジマート・マガジン編集部、デジマートで責任を負うことは出来かねますので、何卒ご了承ください。

登場人物

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こいち
ジャンク楽器に目がない。壊れた楽器をパズルや知恵の輪としか見ていない。難題を解いた時の快感が忘れられず、ズルズルと今に至る。

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助手
ブログ「こいち時間」の看板娘兼助手。楽器・機材の耳年増。ハンダづけされた部品を外す時に手伝ってくれたりする。

ジャンク・ギター出土
〜某有名リサイクルショップでCASIO / PG-300を発見

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助手

お出かけからの帰路にしてはわざわざ遠回りしてますね

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こいち

なんかこうムズムズするというか、リサイクルショップに呼ばれている気がする

ジャンク・ギターもたくさん置いてあるリサイクルショップ

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こいち

ふーん、このお店は楽器も取り扱っているのか

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助手

しらじらしい。このところ毎日のように通っているじゃないですか

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こいち

この連載が始まったからこその積極的にジャンク・ギターを探しに行ける喜びよ

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助手

立ち寄る免罪符を手に入れてしまってタチが悪い

CASIO PG-300 シンセ・ギター(ジャンク品)

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こいち

ということで買ってきました

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助手

連載の担当さんから購入可否の返信が届いてないのに……

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こいち

いつ来るかわからない返信を待つ時間があるなら次のリサイクルショップに行ってしまうわ

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助手

もしダメだったらどうしたんですか

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こいち

このコーナーにふさわしくないと判断されたとしても、個人的に弄ってみたかったので問題ない。形式として連絡はしてみたけどどっちに転んでも良かったかなと

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助手

なるほど、ジャンク・ギターが溜まるわけです

“ギター部分”の状態確認と修理
〜セレクター・スイッチとトレモロ・スプリングを交換する

状態を確認したが、音が出なかった

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助手

そもそもCASIOってギターを作っていたんですね。電卓や腕時計、シンセサイザー(カシオトーン)のイメージでした

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こいち

そうそう、これはまさにシンセが内蔵されているエレキ・ギターなのよ

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助手

珍しく普通のSTタイプを買ってると思ったら……!

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こいち

現状、どちらの音も出ないジャンク品だけどね

ヘッド部分には「Built-in iPD Sound Generator」と書かれている。新開発された(当時)音源で、64種類ものシンセ音色を内蔵している

作りはしっかりしていて、フジゲン製との噂もある。ボディ・トップには杢の出たメイプルが使われている

シンセ部分。電源は入るが音は出ない

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助手

気になってネットで検索してみたら、レビュー記事より修理記事のほうが多いくらいに問題を抱えたモデルなんですね……

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こいち

この手のマニアには有名な症状らしいし、修理情報もたくさんあるのでぜひ一度体験してみたかった

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助手

評判の例に漏れず、電源が入るだけでシンセの音は出ませんね

ボディ裏にはシンセ部の蓋がびっしり。パネルにはスイッチ類の機能がプリントされている

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助手

ボディの裏側がメカメカしくてかっこいい

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こいち

これぞ文面通りの“エレクトリック・ギター”って感じがするな

手応えのなかったピックアップ・セレクター。パネルを開けて確認すると破損していた

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助手

まずは失敗しても記事として成立するようにエレキ・ギター部から修理しようと思います!

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こいち

消極的な理由を声高らかにバラさないでくれ

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助手

この見るからに破損したピックアップ・セレクターを交換すれば、エレクトリックPUの音は出そうな気がしますね

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こいち

この作業は求めていた“軽症のジャンク・ギター修理”という感じで良いぞ~

デフォルトのセレクター・スイッチの同等品である、5ウェイ・セレクター「SCUD YM-50」

ピックアップ・セレクター交換後

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助手

交換するパーツは元のパーツと同等品なので、難しいことは考えず同じようにハンダ付けし直しました

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こいち

こういうのは交換前に写真を撮っておくと間違いがない

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助手

不調になったエフェクターのフット・スイッチ交換にも応用できますね

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こいち

動かなくなると、うかつに分解しちゃう人も多いと思うけど、まずはメモしたり、写真に収めたりするのがジャンク修理で重要なことかもしれない

持ち上がった状態のトレモロ・ブリッジ

トレモロ・スプリングが3本搭載されているが、弦の張力に負けている状態

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こいち

演奏面では持ち上がりすぎたトレモロ・ユニットが気になるので、ボディにベタ付けにしたいと思います

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助手

ほかの個体を確認するとスプリング5本が標準搭載っぽいですし、前のオーナーの好みで外したんですかね

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こいち

アームも欠品しているし、弦高も下げたいし、ブリッジを浮かせている理由はないと判断します

SCUDのパワースプリングに交換

スプリングを交換することで、ブリッジがボディにベタ付けされた

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こいち

せっかくなのでパワーのあるタイプのスプリングに交換してみた

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助手

同じ3本のスプリングでもトレモロ・ユニットがしっかりボディに密着しましたね

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こいち

この時点でエレクトリックPUの音も出たし、弾きやすくなったし、普通のジャンク・ギターだったら、めでたく〆に入るわけだが

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助手

お待ちかね、シンセ部の修理に進みます!

“シンセ部分”の状態確認と修理
〜バッテリー・ボックスと、気の遠くなるコンデンサー交換作業

新品のバッテリー・ボックス(左)、液漏れで腐食したバッテリー・ボックス(右)

新品のバッテリー・ボックスに交換した

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こいち

故障の直接的な原因ではないけど、腐食していたバッテリー・ボックスも同等品に交換っと

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助手

もしシンセ部の修理に失敗したら無駄な部品になるひとつですね

バッテリー・ボックス部には鬼目ナットが埋め込まれている

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こいち

何度も開け閉めするバッテリー・ボックスの蓋だけに鬼目ナットが埋め込まれているのが大変良い

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助手

もしシンセ部の修理に失敗したら二度と開くことのない部分ですね

バック・パネルを開き、シンセ基板を露出させた。なお、真ん中にある“CARD”と書かれた部分は、音源増設用のROMカードを挿入するためのカードスロット

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こいち

そしてこれが修理に失敗したくないシンセ部の基板になる

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助手

ここからは「ジャンク・シンセでこいち時間」をお楽しみください

電解液の漏れたコンデンサーたち

電解コンデンサーがすでに取れている部分も

シンセ基板に転がっている部品

基板から脱落した電解コンデンサー

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こいち

腐食具合はまちまちだけど、末期なものは少し触れただけで電解コンデンサーがポロポロと面白いように剥がれていくな!

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助手

誰が見てもこの状態で動作するとは思いませんね

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こいち

ちなみにコンデンサー交換の経験は?

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助手

ギターのトーン・コンデンサーをいろいろなものに変えてみたり、ハイパスを追加してみたり、楽器を弄る人の嗜みとしてひと通りは経験しているつもりですよ(ドヤッ)

交換用の電解コンデンサー

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こいち

ふむふむ、それを32回繰り返してみようか

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助手

デジマート地下実験室でも数十個の交換でしたよ

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こいち

こういう経験がのちのちの“やったことがある”というマウントを取れるようになるんだぞ!

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助手

ひ~!

交換する電解コンデンサーの一覧

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こいち

元の付いていたコンデンサーの値やネットの海で得た回路図を参考に、手に入りやすい値で集めてみた

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助手

銘柄やサイズがバラバラなのもその時の在庫に左右されている感じですね

ハンダゴテ、2台体制

ハンダ吸い取り線。残ったハンダを除去するのに便利である

アナログ・テスター。導通確認に使用する

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こいち

今回は基板をできるだけ傷めずにコンデンサー交換を行ないたいので、ハンダゴテは2本用意しました

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助手

これでコンデンサーの両端を温めて、浮いてきたところを私が取り除く流れになります

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こいち

助手役は無理に用意しなくてもいいけど、ハンダゴテは2本あると嬉しいな

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助手

ハンダゴテより優先度が低い

お漏らしした電解コンデンサーを除去する前の基板。向かって右側に7つマウントされている銀色の頭の部品がそれ

腐食している面はデザインナイフで削り、銅箔を露出させている

電解コンデンサーを交換したあとの基板

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こいち

シンセ基板は3枚で構成されているので気長な作業となる

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助手

極性があるのでテレコにならないように注意して、新しいコンデンサーに交換しまーす

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こいち

元のコンデンサーより高さもあるので寝かせて配置するなどの工夫も必要だ

導通が確認できなかった箇所はジャンパー線(赤い線)を追加した

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こいち

あとコンデンサーをひとつ取り付けたら両端の行き先へ導通しているかを、テスターで確認すること

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助手

赤い線はうまく導通していなかった箇所に追加したジャンパー線になります

〜全32個のコンデンサー交換終了〜

除去された電解コンデンサー。ひとつは購入時から紛失していた

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こいち

つ、疲れた~!

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助手

文字にすると簡単ですけど、小さい部品の除去、清掃、新しい部品の取付、導通確認と作業は多いですね

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こいち

成功の喜びを想像して最後までやりきるしかなかった

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助手

皆さんも、うかつに挑戦して同じ体験をしてほしいですね

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こいち

苦労を分かち合おうぞ

修理完了
〜シンセ部分も奇跡の復活!

苦労の甲斐あって、シンセ部も正常動作するようになった

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助手

シンセの音がすべての弦で鳴っている!

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こいち

……楽しい、楽しい!

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助手

これは嬉しいですね!

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こいち

喜びを分かち合おうぞ

修理完了。無事に動くようになりました!

「サターンバレーのテーマ」(from『MOTHER2 ギーグの逆襲』)、もとい通称“どせいさんのテーマ”もPG-300だけで演奏できる!

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こいち

ギターでいうなら実質32本分のトーン・コンデンサーを交換したと言っても過言ではない

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助手

もう普通のコンデンサー交換の記事じゃ満足できません

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こいち

「コンデンサーを交換するとギターの音はどう変わるのか?」

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助手

音の出なかったものが出るようになります!

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こいち

大正解!

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助手

きゃっきゃっ

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こいち

(ゴソゴソ)

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助手

……?

こいち所有のCASIO PG-380。今回のモデルより以前に出た上位機種に位置する

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こいち

ちなみにこれは自分が過去に手に入れたジャンクのカシオ・ギターだ

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助手

同じの持ってるんかい

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こいち

違う違う! こっちのほうが初期に出た上位モデルだ。指板もエボニーだし、リア・ピックアップのハムバッカーはタップできたり、トーンも付いているんだぞ!

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助手

この流れは慣れてしまいました

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こいち

同じのは音が出ないことくらいだ

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助手

これを機にこちらの修理も進めるんですか?

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こいち

ひと通り体験してしまったので後回しかな~

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助手

ジャンク・ギターの在庫状況は変わらずですね~

過去記事一覧

第1回:昭和の通販ギター「Tomson / SPLENDOR SERIES」を修理する

koichi#1_main.jpg

第2回:ハイセンスな名ギター「Danelectro / 59-DC Daddy-O-Yellow」を修理する

koichi#2_main.jpg

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