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- 2024/11/16
Fender / NAMM Show 2020 New Model
フェンダーは今回のNAMM Showで、アンプを4機種、エフェクターを1機種発表した。さらに、デジタル・アンプの新ラインナップ追加にともない、連動アプリ=Fender TONEもアップデート。それぞれの特徴を簡単に説明していこう。
人気のデジタル・アンプ・シリーズのMustang LTに50Wモデルが登場! 20のアンプモデル・26種のエフェクトを搭載し、USB接続でFender TONE 3.0アプリとの連動、ファームウェアのアップデートが可能。従来どおりヘッドフォン端子も備えているため、自宅での練習用としても使える。さらに12インチ・スピーカーを採用し、出力もパワーアップしているので、レコーディングやライブでも問題なく使えるユーティリティ性の高い1台に仕上がっている。
デジタル・アンプのシーンでも最前線を突っ走るフェンダーが新たにMustang GTX50をリリースした。アンプ・モデル、エフェクトも多数搭載し、200のユーザー・プリセットを用意。出力は50Wで、12インチのセレッション製G12FSD-100スピーカーを採用。アップデートされたスマート・デバイス用アプリ、Fender TONE 3.0と併用すれば、多彩なアンプ・モデリングを直感的に操作することが可能だ。別売りの多機能フット・スイッチGTX-7を接続することでバンクの選択からエフェクトの切り替え、アンプ内蔵のルーパー機能が足下でコントロールできるようになる。
Mustang GTXのラインナップには、新たに100Wモデルも加わった。GTX50同様、Fender TONE 3.0と連動させることで、あらゆるタイプのアンプ・モデリングを手軽に味わえる。バンクの選択からエフェクトの切り替え、アンプ内蔵のルーパー機能をコントロールできるGTX-7フット・スイッチが付属するため、ライブでのパフォーマンスにはもってこいの1台だ。
Fender TONEはフェンダーのデジタル・アンプ、Mustangシリーズの連動アプリ。スマート・デバイス/PCと連動させることでアンプ・モデルの選択からエフェクトの細かなセッティングまで操作でき、幅広いサウンド・メイクが可能。そのFender TONEだが、今回のThe NAMM Showで登場したMustang GTX50/100、LT50に合わせ、アプリも大幅なアップデートが施されたFender TONE 3.0が公開されていた。配信は3月を予定。
アプリケーション画面のレイアウトが一新され、ビジュアル・イメージがわかりやすくなり、アンプやエフェクトのツマミを実際に操作するような直感的な操作が容易になった。さらに、8種のアンプ・モデルと11種のエフェクトが追加されている。
アプリ経由でアンプ側にもプリセットを登録できるほか、自分で作ったセッティングも共有できる。また、ジョー・ボナマッサやニック・ラインハルト、ドイル・ブラムホールⅡなどの著名ギタリストによるプリセットもダウンロード可能だ。
近年の小型チューブ・アンプ需要に応え、ブラック・フェイス期の64年製Princeton Reverbがハンドワイヤード仕様で復刻された。プリアンプに12AX7×3と12AT7×1、整流管に5AR4、パワー管に6V6×2という真空管構成で、出力は12W。会場にはサーキット部分も展示され、多くの来場者が足を止めじっくりと眺めていた。
今回のThe NAMM Showで発表された唯一のエフェクト・ペダルがMTG Tube Tremolo。ブースに用意された試奏用ペダルボードに順番待ちが出ているほど注目を浴びていた。本機はフェンダー・アンプに搭載されているトレモロ機能をコンパクトに収めた1台で、NOSの6205チューブをプリ管として搭載し、温かみのあるサウンドを生み出す。